第一次世界大戦年表
オーストリア＝ハンガリー二重君主国による「最後通牒」（1914 年 7 月 23 日）再考 ─ F. ヴィースナーの『覚書』にみる開戦決断の背景 ─

PART FOUR　
MURDER！
p112
CHAPTER 18: 最期のワルツ

p113
　高齢皇帝フランツ・ヨーゼフの甥であり、オーストリアとハンガリーのハプスブルク家王位継承者であるフランツ・フェルディナント・フォン・オスターライヒ＝エステは、帝国の将来についてのビジョンに一貫性もなかったが、彼の考えの断片はある程度は定位置に収まりました。

これらは修復という歴史的使命の色合いを帯びていた。もし彼の政治的好みや欲望がすべて満たされていれば、それだけのことになっただろうからである。

根っからのローマ・カトリック教徒で反イタリア主義者だった彼は、半世紀前に世俗の後援の下で達成されたイタリアの統一を取り消したいと考えていた。つまり彼はイタリア国家を解体し、教皇とオーストリアの統治を回復したかった。

彼はハプスブルク帝国が最前列の地位に戻り、ヨーロッパの力の均衡において少なくともドイツと同等の地位につくことを望んでいた。彼は二重君主制におけるハンガリーの対等なパートナーシップを取り消し、その代わりに他のすべての民族（または少なくとも多数のスラブ人）が平等に制限された自治権を行使する中央権力構造に戻りたかった。

最終的には、彼は19世紀後半から続くロシアとの亀裂を修復し、再び皇帝やプロイセン国王と協力して、ヨーロッパや世界情勢における君主制の大義と伝統的価値観を促進したかった。たとえば、1815 年には神聖同盟として設立されたような。

　1914年の春、推定相続人は50歳になった。彼は以前に悩まされていた病気から回復したように見えた。彼は中くらいの身長で、がっしりしていた。彼の精悍な黒い上向きのハンドルバーの口ひげはカイザーの口ひげよりも濃かったですが、その角度は数度緩やかだった。

p114
フランツ・フェルディナンドは、皇帝の同意を得て、自身の準政府軍首相府を維持した。フランツ・ヨーゼフは1908年にそれを公式に承認していた。この個人参謀の援助を受けて、フランツ・フェルディナンドは、最近の歴史家の言葉を借りれば、「影響力、さらには権力を享受し、陸軍大臣や参謀総長のポストに対して拒否権ではないにしても発言権を持つことだ。」

大公は自国の軍隊に強い関心を持っていたが、生涯に勃発した多くの国際危機においては、身を引いて戦争を避ける傾向があった。この点では（他の点ではあまりそうではなかったが）彼はフランツ・ヨーゼフの真の政治的後継者となるはずだった。彼は帝国が決定的な戦争に負けるのを目の当たりにし、20世紀初頭の国際危機においては平和を優先したように見えた。

1914 年が始まった時点で、フランツ・ヨーゼフは 84 歳であった。彼は 1848 年に王位に就いていた。臣下のほとんどは、（彼以前の）他の統治者のことを覚えていなかった。老後の彼のイメージは、親切な年配の紳士、つまりおじいさんのような人物だった。彼は過去とその価値観と美徳との連続性を象徴した。夜がまだ暗いうちに、彼は職務を遂行するために起きた。彼は毎日午前5時に仕事を始め、12時間以上働いた。

忠実さと献身とともに、ある種の硬直性が生じた。それは、与えることへのf不本意と能力不足である。柔軟性の欠如は、関節炎に陥ったハプスブルク政権全体の特徴と思われる。その文明は、ウィーンの過度の堅苦しい生活の背後にフラストレーションと抑圧があったことを示唆している。そして、この街で最も有名な精神科医であるジークムント・フロイトが、認識されていない欲望、人々が恥じていた病気、そして当時倒錯的とみなされていた習慣が水面下で蔓延していると示唆したことは、完全に間違っていたわけではなかったかもしれない。

有徳の皇帝フランツ・ヨーゼフ自身も、美しい妻を性病に感染させ、愛人である女優カタリーナ・シュラットと生涯を過ごした――正確な表現であれば――几帳面にも彼女の肩以外には決して触れなかった。彼の一人息子で当時の後継者であるルドルフ皇太子は、若いバレリーナとともに狩猟中の事故で（公式版ではこうされている）銃撃による傷を負って亡くなった。シャルル・ボワイエ主演の 1930 年代の映画『マイヤーリング』では、よりもっともらしく聞こえる物語が語られした。それは、社会がお互いの結婚を決して許さない運命の恋人たちの自殺の取り決めである。

p115
　ルドルフの跡を継いで王位継承者となった従兄弟のフランツ・フェルディナンドも、愛する女性と結婚したことで罰せられた王室人物の一人だ。

背が高く、色黒で、貧しいながらも誇り高い伯爵夫人ソフィー・チョテク・フォン・チョトコヴァ・ウント・ヴォグニンは、フランツ・フェルディナンドが頻繁に訪れる大公家で女官として雇われていた。彼はその家の娘の一人に求愛していると思われていた。彼女らの母親は、そうではなかった――それは単なる「盲目」だった――ことに気づき愕然とし、（フェルディナントの）本来の目的者であるソフィーを狩猟の事故で解雇してしまった。

シャルル・ボワイエ主演の 1930 年代の映画『マイヤーリング』では、よりもっともらしく聞こえる物語が語られました。それは、社会がお互いの結婚を決して許さない運命の恋人たちの自殺取り決めである。

フランツ・フェルディナンドはゾフィーに結婚を申し込んだが、皇帝は反対した。

ゾフィーは確かに古くからの貴族の出身だったが、彼女の貧しい家族には、1815年（ウィーン会議後）にヨーロッパ列強が作成した、結婚して王族である旨を伝える資格のある者のリストに加えられるという主張を完璧にするだけの資金が不足していた。

とにかくソフィーとの結婚を主張したフランツ・フェルディナンドは、1900年にソフィーを配偶者として迎え入れた。彼は37歳、彼女は32歳だった。フランツ・フェルディナンドは、子供たちが王位を継承する権利を永久に放棄し、公式行事で側近の地位からチョテク伯爵夫人（後のホーエンベルク公爵夫人）を排除するなど、（二人は）貴賤結婚で妥協することを余儀なくされた（彼女は相対的に身分が低いことで追放された）。チェンバレン帝国卿であるアルフレッド・モンテヌオーヴォ王子は宮廷礼儀作法を担当する役人であったため、彼女自身を特に敵視していたようだ。

　フランツ・ヨーゼフ皇帝はおそらく、フランツ・フェルディナンドが一度皇帝に就任してしまえば、おそらく教皇の許可を得て、（自分との）約束を破り、ゾフィーを正当な皇后にし、3人の子供たちも同様に、彼らを王位継承順に並べて、ランクを引き上げてしまうことを懸念していた。

おそらく正当な懸念を考慮すれば、法廷職員たちが公の場で繰り返しソフィーに屈辱を与えるようなやり方で儀礼を執行し、あえてソフィーに対するささいな迫害を続けたことが、より奇妙に思われる。

いつか彼女はそうしたことへの仕返しをすることができたかもしれない。実際、フランツ・フェルディナンド自身もそうすることを楽しんでいたようだ。（身分違いの恋、第１次世界大戦を引き起こした夫婦【フランツ・フェルディナント】参照）

p116
　後継者フェルディナントは好感を持たれなかった。同時代の人で彼に優しい言葉をかける人はほとんどいなかった。彼の唯一の魅力的な点（そして今でも魅力的であること）は、妻と子供たちへの愛であった。

1913年に彼が、1914年6月下旬に予定されていた演習でボスニア・ヘルツェゴビナの軍隊を視察するよう要請されたとき（あまり魅力のない要請だったが）、彼が受け入れた理由の1つは、ボスニア・ヘルツェゴビナの特別な地位のため、というものだった。オーストリアとハンガリーがその所有権を争っている間、それは一種の宙ぶらりんの状態にあったが、公式手続き中、ソフィーは彼の隣に座ることを許されることになった※。訪問セレモニーは6月28日に州都サラエボで計画された。その日は、二人の結婚記念日でもあった。
※本来それは許されなかったが、今回の訪問は、夫のフェルディナントが軍人の立場で軍隊を閲兵するという大義名分であったために実現した。

　行事の計画を担当するハプスブルク家の役人たちは、6月28日が第一次コソボの戦い（1389年）の記念日であることをただ注目するだけでなく強調すべきだった。この日は、トルコ軍によってセルビアが独立を失ったとされる記念日だったのだ。

ボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人は、オーストリアに併合されたことを理由に、いずれにせよ反抗的であった。オーストリア政府は（逆に）、その特別な日ならば、彼らが反抗には手加減するだろうと、期待していたのかもしれない。

　オーストリア当局には、この特別な旅行を手配する効率が悪いと伝えられた評判があった。大公が鉄道車両に乗り込むと電気が故障した。歩兵たちは急いでろうそくに火を灯した。普段は不機嫌なフランツ・フェルディナンドは、逆にそれを冗談にした。まるで「墓」に入っていくようだった、と彼は言った。

　大公とその配偶者は、6月24日水曜日の早朝、雨の中を出発した。彼らはウィーンから別々のルートで別々に移動したが、その後雨が降った。ソフィーは最初に目的地、ボスニアの首都サラエボ郊外にあるバート・イリゼの温泉に到着した。フランツ・フェルディナンドは6月25日木曜日の午後遅くに到着した。彼らは滞在期間中当局によって接収されていたホテル・ボスナに滞在した。町民がホテルに家具や調度品を貸し出し、訪れる人にとって最高のホテルになるよう配慮した。

　その夜、訪れた夫婦は思いつきで街へ買い物に行くことにした。サラエボでは、職人が手工芸品を作って販売し、商人が商品を作る市場通りを見て回った。彼らは絨毯屋で時間を過ごした。彼らに続いた群衆はフレンドリーで歓迎しているように見えた。

p117
続く2日間、ソフィーは学校、孤児院、教会を訪問し、フランツ・フェルディナンドは監察官として、降り止まない雨の中、一方の軍が他方の軍と戦うシミュレーションを行う戦争ゲームを監督した。大公が皇帝に書面で報告したように、全員が素晴らしい成績を収めた。その後、フランツ・フェルディナンドは、6月27日土曜日の夜、ホテルでの正式な晩餐会、つまりディナーダンスにハプスブルク家の軍人、文官、地元の高官を招待した。思い出に残る夜であった。

ホテルではフランツ・フェルディナンドとゲストにクリームスープ、次にスフレのようなもの、そしてゼリー状にした地元の川のマスを提供した。メインコースは牛肉、子羊肉、そして（アカウントは異なりますが）鶏肉かガチョウのいずれかで、アスパラガス、サラダ、シャーベット、そしてチーズ、デザート、アイスクリーム、キャンディーが続きました。シャンパン、ライン川の白ワイン、ボルドー、マデイラ、ハンガリーのトカイの赤ワイン、そして最後から 2 番目に、モスタル近くの濃厚な白ジラフカをそのまま飲むヴァン・デュ・ペイなど、幅広い種類のワインや蒸留酒が提供されました。コニャックの前に。

　夏の夜で、ボスナの食堂の窓は開いていた。下の芝生ではサラエボ駐屯軍楽隊が軽音楽のコンサートを演奏していた。開いた窓からは、おそらくウィーンワルツの中で最もよく知られていたシュトラウスの「青きドナウ」の音色が聞こえてきた。

フランツ・フェルディナンドとゾフィーは何年も前、プラハのダンス会場で出会った。今、彼らが最期の夜を一緒に過ごしているのはダンス会場であった。

CHAPTER 19: 暗殺者が跋扈する国

p118
先に述べたように、フランツ・フェルディナンドは反動的だった。彼は暦を 1 世紀だけ巻き戻したかったのだろう。

彼に対して陰謀を企てたスラブ人はさらに反動的であった。先に述べたように、彼らは5世紀以上前の第一次コソボの戦いを振り返り、この戦いでセルビアの偉大さは失われたと信じていた。

1914年6月28日、共謀者らは自らの命を犠牲にして、1389年の敗北を挽回することを提案した。もちろん、キリスト教徒のバルカン半島を運命づけたのは実際には 1389 年の戦いではない。それを実現したのは、1448 年の第二次コソボの戦いであった。しかし、この恐ろしい夢を見ていたテロリスト見習いたちは、そのことを知らなかったのかもしれない。彼らには学識はなかった。

　革命的地下活動の住人は政治的には左派に属していると考えられる傾向がある。しかし、テロリストはしばしば自分自身のタイムワープを占有し、前方ではなく後方を見据えることもある。彼らはとっくの昔に粉々に砕け散った王国を復興しようとしていたのだ。彼らは忘れ去られた大義の旗のもとに結集する。彼らは、過ぎ去った時代に人々に説教した預言者の言葉に耳を傾ける。

　そのため、21 世紀の初めにトラボラの洞窟に集まった宗教狂信者たちは、7 世紀に教えられた宗教を復活させようとした。そのため、1世紀前のバルカン半島の原始的な村の男子生徒たちは、愛国的な詩で語られるのを聞いた伝説の人物のような暗殺者になることを望んでいた。

p119
　テロリスト地下世界のこれらのグループは、メッセージにおいてではなく、形式的にほぼ同じであった。彼らは恐ろしい忠誠の誓いを立て、恐ろしい実験を受け、頭蓋骨から血を飲まされる入会儀式を受け、頭にピストルを当てられ、引き金を引く命令に従い、コードネームを使用され、独房に組織された。リーダーだけが他の同士のメンバーを知っていました。彼らの目的は異なっていたが、時には互いに助け合ったり、儀式や実践、手順をお互いから借用したりすることもあった。

　テロリストと通常の暗殺者との違いは、テロリストが暴力の即時的な結果を必ずしも望んでいないということである。彼らは、自分たちさえ無実だと思っていた人たちを殺した。彼らの独特の戦略、つまりテロ戦略は、社会を脅して、テロリストが社会に望んでいることを実行させることであった。普通の暗殺者が誰かを殺したいという理由で誰かを撃つ。テロリストの暗殺者が誰かを撃つ。誰かの生死は彼にとって無関心な問題であるかもしれないが、彼はこの殺害に対して当局に何らかの対応をしてもらいたいと考えていた。

　ユーラシアの支配者が自由な政治的表現を抑圧していた時代、多くの若い理想主義者が地下に追いやられた。古いヨーロッパの帝国の地下には、19 世紀から 20 世紀初頭にかけてその基礎を蝕みつつあった秘密結社のネットワークがあった。彼らのメンバーは、先見の明のある人、国家主義者、軍人、ロマンチスト、愛国者、理想主義者、狂信家、または狂人であった。その社会は違法であり、彼らが提供する生活は危険なものであったが、若者にとってそれはしばしば欠点ではなく魅力だった。地下生活は魅力的に聞こえ、ロマンチックに見えた。若いテロリストの中には、爆破や暗殺を信じている人もいたが、個人の暴力は大衆組織よりも効果が低いと信じている人もいた。しかし、彼らが共通して抱いていた信念は、より良い世界の構築を始める前に、今ある社会を爆破して吹き飛ばす必要があるということであった。

　産業革命の結果を否定することは、彼らの多くが求めていた目標であった。しかし、彼らは別の言い方をしただろうし、そのためにストライキを扇動し、破壊活動を行った。外国人の支配を打破するというナショナリズムのうっとりする酒に酔った人たちもいた。

Z.A.B.ゼマンが指摘したように、人口圧力が国家主義者の要求に激しさと緊急性を与えた。ハプスブルクやその他の多国籍帝国は、若い政治犯罪者や右派と左派の狂った急進派の温床であった。

p120
　国王、大統領、首相、その他の政府や社会の指導者たちが無差別に殺害されたが、そのような出来事は、今日引き起こすほどの驚きはなかった。それは特に、農民が動物と暮らし、血の争いが日常的で、復讐のための殺人が常態となっていた、後進的な半部族のヨーロッパ南東部に当てはまった。

　ジョゼフ・コンラッドやドストエフスキーの想像力豊かな小説を通して、人ははるか昔、バルカン半島にあったこの秘密結社の世界を想像してみることができる。

ボスニア系セルビア人のガヴリロ・プリンチプが現れたのはこうした世界だった。才能はないが真面目な十代の少年で、殉教者になることを職業選択とした。彼は、若い民族主義者の緩やかなグループである青年ボスニア運動の支持者であった。封建社会の産物である村人たち、その地方で読み書き世代に属する若いボスニア人たちは、ウォルト・ホイットマン、アレクサンダー・ヘルツェン、オスカー・ワイルド、マキシム・ゴーリキーなどの比較的最新の、時には破壊的な文学を読み、議論した。ヘンリック・イプセンも彼らの作品を読んだ作家の一人であった。

14世紀のセルビアの殉教に感情的なルーツを持ち、中世に経済的なルーツを持つこれらの学童たちが、ビクトリア朝やエドワード朝のモダニズムから何を作ったのかを想像するのは難しい。彼らは半世紀前のロシアの地下革命運動やニヒリストの著作、理論、行動には精通していたが、ロシア人を活気づけたさまざまな社会主義をバルカン半島の農民世界と結びつけるのは難しいと感じていた。しかし、プリンツィプ自身は、ミハル・バクーニンやピーター・クロポトキンの作品を含むアナキスト文学の小さな図書館を所有していた。彼の口にはニーチェの詩がよく出てきた。孤独な人物であった彼は、人々ではなく本に囲まれて生きていた。

　プリンツィプは1894年7月13日、グラホヴォ渓谷の高地森林地帯にあるゴルニ・オブリャジの村で生まれた。それはゼマンが「貧しい州の最も貧しい地域」と呼んだ場所だった。それはボスニア西部、ダルマチア近くのクライナであった。プリンツィプ家は何世紀にもわたってそこに住んでおり、その間に辺境や州は変わった。彼らはボスニア在住のセルビア人であり、土地、教会、共同体組織、一族と密接に結びついていた。ガブリロは13歳のとき、ボスニアの首都サラエボの学校に通うため、渓谷を出た。

p121
　彼は痩せていて、黒く、巻き毛の少年で、虚弱な面があり、禁欲的で、タバコも酒も飲まなかったので、口ひげを生やしており、そのせいで老けて見えるだけでなく、少しオルガングラインダーのようにも見えた（訳注；指示されたことしかできない）。彼は宗教を拒否し、教師と喧嘩し、学校には時々しか出席しなかった。彼は他人の悲しみを感じられる詩人になりたかった。彼は自分が肉体的に魅力的ではないのが気になっていた。 1912年から1913年のバルカン戦争でセルビア軍に志願したとき、新兵募集担当官から「あなたは小さすぎて弱すぎる」と断られた。その発言は彼を刺した。彼はその警察官を決して許さなかった。

プリンチプの生涯の 20 年間、暗殺は頻繁に起こり、社会と裏社会との分裂を特徴的に表していた。殺害された者の中には、フランス大統領（1894年）、ペルシャのシャー（1896年）、ウルグアイ大統領（1896年）、スペイン首相（1897年）、グアテマラ大統領（1898年）、オーストリア皇后 (1898)。ドミニカ共和国大統領 (1899)、イタリア国王 (1900)、アメリカ合衆国大統領 (1901)、セルビア国王と女王 (1903)、ギリシャ首相 (1905) 、ブルガリア首相（1907年）、ペルシャ首相（1907年）、ポルトガル国王（1908年）、エジプト首相（1910年）、ロシア首相（1911年）、スペイン首相（1912年）、メキシコ大統領（1913年）、ヘレネス王（1913年）などが含まれていた。平均して、毎年 1 人の国家元首または政府首脳が殺害されていた。

　19歳のプリンツィプは、1914年3月かその頃、ハプスブルク帝国の後継者が6月にボスニアを訪問するという情報を読んだり聞いたりしたとき、暗殺を組織するという計画を思いついた（本人が主張した）。彼は人生の最後まで、これは自分自身のアイデアだと主張した。それはともかく、他の落ち着きのない国家主義者たちは何度もフランツ・フェルディナンドの殺害を計画していたが、成功しなかった。最近では1914年1月に行われた。大公が若いボスニア人たちに嫌われていたというよりも、むしろ彼らが嫌っていたと信じる人もいる。彼らは十分な情報を持っておらず、多くの点でフランツ・フェルディナンドの見解をかなり誤解していた。フランツ・フェルディナンドは学生たちが怖がらせて打倒したいと思っている既存の秩序の際立った象徴であると考えられていた。

　別の情報提供者らによると、フランツ・フェルディナンドが「三重国家論」を主張しているというのが陰謀者らの信念だったという。フランツ・フェルディナンドはスラブ人をオーストリア・ドイツ人やハンガリー人とともに政府の完全なパートナーにするつもりだった。この政策はセルビア人のナショナリズムを和らげ、青年ボスニアや他の人々から彼らのイシューをなくしてしまう可能性があった。

p122
　反対の考えは、セルビア民族主義者らが、オーストリア・ハンガリー帝国がセルビアを攻撃しようとしているという誤った情報を受け取ったというものである。サラエボでの演習（彼らは互いに話し合った）は単なるリハーサルだった。バルカン戦争の後、セルビアは（戦争には勝ったが）疲弊しており、回復には数年を要することは誰もが知っていた。フランツ・フェルディナンドは、この無力さを利用して侵略を開始することを計画していた（とテロリストらはささやいていた）。テロリストらは、ウィーンでは政府のインナーサークルで、大公が戦争党派の指導者であると誤って主張していた。実際には、大公は平和の主要な擁護者だったのだが。

プリンツィプは友人たちに陰謀への参加を呼びかけた。友人たちは同意した。彼は銃器の使用についてのレッスンを要求した。友人も同意した。友人の一人、ミラン・シガノビッチという人は、ターゲットを殺害した後に自殺するための爆弾、リボルバー、毒物などの武器を提供することができ、実際に提供した「紳士」を知っていた（名前は明かされていない）。この同じ「紳士」は、フランツ・フェルディナンドの訪問に間に合うようにセルビアから国境を越えてオーストリア占領下のボスニアへ彼らを密輸すると約束した秘密組織の上位にランクされていた。

　リボルバーはベルギー製の最新自動小銃４丁だった。 6発の爆弾は特別なセルビア製で、小型、軽量で、隠すのも使用するのも簡単だった。毒物はシアン化物であった。

　「紳士」――セルビア軍内の秘密結社「ブラック・ハンド」のトップの右腕であるヴォヤ・タンコシッチ少佐は、なぜ暗殺を促進することを選んだのだろうか。彼の組織が、その逆ではなく、彼を通じてプリンチプとその友人たちを採用したという可能性はあるのだろうか？それとも、もしその陰謀が本当にプリンチプから始まったのだとしたら、タンコシッチは何年も後に言ったこと、つまりセルビア首相の「パシッチを困らせるため」にやったことを真剣に考えていたから、それを支持したのだろうか？

　サラエボ殺人事件の多くのバージョンの別の話は、1915年に黒手組の指導者アピスが友人に語ったものとされている。その友人は1924年にその内容を出版した。この記述の中で、タンコシッチはある日アピスにこう訴えた。「ドラグティン（アピスのこと）よ、私にせがむボスニア人の若者数人がいる。この子供たちには何としても「偉業」を成し遂げたいと思っています。彼らはフランツ・フェルディナンドが演習のためにボスニアに来ると聞いており、そこへ行かせてほしいと私に懇願しています。あなたは何と言いますか？・・・私は彼らに行くことはできないと言いましたが、彼らは納得しません。」これに対し、アピスは次のような反応を示した。彼らにチャンスを与えてみてはどうだろうか？　

しかしそれからしばらくして、アピスはフランツ・フェルディナンドを殺すことが重要であり、男子生徒たちには必要なスキルが欠けている、と考えるようになった。そこで彼はプリンチプにミッションを中止するようメッセージを送り、代わりにもっと経験豊富な誰かを送るつもりだった。しかし、プリンツィプは先に進むことを主張した。

p123
サラエボ事件に関して治安判事が判決を下した裁判は、オーストリア裁判（1914年）、セルビア裁判（1917年）、ユーゴスラビア裁判（1953年）の3件ある。 3 件はいずれも政治的動機に基づくものであり、その調査結果のうち、どれも信憑性を持たせるものではない。戦間期にイタリアの偉大な歴史家ルイージ・アルベルティーニによって行われた徹底的な調査やインタビューでさえ、何も解決しなかった。

同時代人たちは、決着をつけるか、大義を前進させるチャンスがあると考えた。忘れたり、混乱したりする人もいた。

セルビア民族主義者たちは殺人事件を誇りにし続けている。多くの人は自分の手柄をとろうとしたり、あるいは実際に何が起こったのかを知ることで自分が重要であるように見せたいと思った人もいるであろう。

殺害には自分に個人的な責任があると主張したアピスは、祖国を非難から守ろうとしたのだ、と思っていたのかもしれない。あるいは、何らかの理由で、裁判官が（犯人を）フランツ・フェルディナンドを殺害した愛国者であると認識していれば、1917年に彼を裁いたセルビア法廷で自分は有罪にならないだろうと彼は信じていたのかもしれない。あるいは法廷はアピスに何も言わせないために死刑を命じたのかもしれない・・・結局のところ我々は何もわからない。

　結局、私たちが確実に知っているのは、プリンチプが銃を発砲したということだけなのだ。

　プリンツィプを支援した邪悪なグループは、Ujedinjenje ili Smrt (「統一か死か」) と呼ばれていた。後にそれは「黒手組」として知られるようになった。それは、1908年から1909年のボスニア危機の結果に抗議し続けた7人の民族主義者によって、1911年3月3日に設立された。

セルビア政府が、しぶしぶではあったものの、オーストリア・ハンガリーによるボスニア・ヘルツェゴビナの併合を受け入れたとき、政府が支援する既存の民族主義組織であるナロドナ・オドブラナ（国防軍）もそれを受け入れた。軍事志向の反オーストリア的なグループは、主に文化的志向へと転換していった。

併合受け入れの決定に反対した人々は、後に闘争を継続するために超秘密組織「黒手組」を結成した。その創設メンバーの一人は、フランス、イタリア、ドイツなどのヨーロッパの秘密結社の歴史を研究していた学生たちであった。自意識過剰な伝統主義（模倣と呼ぶ人もいるかもしれない）は、1911 年 5 月に正式に誕生したエリート秘密結社の憲法（37 条）と細則（28 条）に明らかである。モデルにしたのは、主にフリーメーソンの梁山泊と 19 世紀のマッツィーニの青年イタリア運動であった。

　黒手組はナロドナ・オドブラナやおそらく他の組織に入り込んだが、それ自体は政府関係者以外には広く知られていなかった。しかし、その存在は多くの外国に知られていた。それは軍内部で主要な派閥を構成し、政府内部でも代表を務めた。この組織は過激派の軍人や極端な国家主義者の政治家で構成されていた。その支配的な人物（おそらく正式な指導者ではなかったが）は、「アピス」というコードネームで呼ばれる雄牛のような男、ドラグティン・ディミトリイェビッチという名前の陸軍将校で、今や強力な軍事情報長官となっていた。

1903年、アピスは殺人集団を率いてセルビア国王と王妃を宮殿で惨殺し、切断された死体を窓から投げ捨てた。殺害された国王の治世中、セルビアはオーストリアの衛星国であった。アピスと彼の同僚が王位を回復させた王朝の下で、（その後の）歴代政権は反オーストリア政策を推進したが、アピスにとっては（それでも）十分ではなかった。 1908年から1909年にかけてボスニア併合への同意は、彼の見解では「反逆」だった。

　黒手組は、プリンチプとは異なる究極の目標を追求していた。アピスと彼の同僚は、セルビアがセルビア人が住むすべての土地を統治することを望んでいた。プリンツィプは、クロアチア、スロベニア、その他の南スラブ民族を統合する連邦を創設することを夢見ていた。これらの違いは 1914 年の春には必ずしも関係なかった。それらは長期間後の目標だった。

p125
　しかし、彼がそれを知っていたかどうかにかかわらず、短期的には、プリンチプは政治的な集中砲火の中に足を踏み入れていた。セルビア政府、さらにはセルビア軍さえ真っ二つに分裂した。

アピスは、彼と同様にセルビア民族主義者だが、アピスとは異なり慎重なベテラン政治家、ニコラ・パシッチ首相（６８）と激しい対立の渦中にあった。プリンツィプがプロジェクトを開始したとき、それぞれが派閥を率いて戦いは最高潮に達していた。 1914年5月、アピスは現君主ペータル国王に、パシッチを罷免すべきだと説得した。その後ロシアが介入した。ロシアは大国の中でセルビアのスポンサーとして、ある程度までは法律を制定することができた。ベオグラードのロシア公使Nicolai Hartwigが介入してパシッチを首相に留任させた。Nicolai Hartwigは、セルビアがバルカン半島戦争から立ち直り、その戦果を強固にするためには何年もの休息が必要であることを認識していた。無謀な冒険をする時ではなかった。

5月26日、ガブリロ・プリンツィプはベオグラードを出発し、サラエボで予定されていた共謀者らとの合流に向かった。彼はほぼ10日間、踏破が困難な荒野を旅しました。彼の最大の課題は、独立したセルビアとハプスブルク統治下のボスニアの間の非友好的な国境を越えることであった。しかし、彼にとってそれはすべて簡単であった。エージェントは途中のあらゆる時点で彼を助けようと待っていた。それはナロドナ・オドブラナによって開発、管理され、この機会に黒手組によって借用された「トンネル」ルートであった。 6月4日、プリンツィプは共謀者仲間と会い、準備とリハーサルを行うためにサラエボに到着した。

　歴史家のアルベルティーニは、プリンチプを黒手組のタンコシッチに連絡させたシガノヴィッチが警察からの密告者であると信じていた。もしそうなら、首相は、離れてプリンツィプの計画を段階的にフォローしたことになる。一説によると、首相は国境警備隊に対し、セルビア国境でプリンツィプを阻止するよう命令を出したが、この命令はアピスに忠実なセルビア当局者らに従われなかったという。代わりに、彼らは共謀者たちを見逃した後、あまりに遅くなってから初めてその命令を受けた、とパシッチに告げた。そのバージョンのバリエーションでは、同じ当局者が自分たちがやったことをパシッチに告白した。いずれにせよ、パシッチ首相は（広く信じられているが）テロリストたち――プリンチプとその仲間――がピストルと爆弾を携えてドリナ川を渡ってボスニアに入ったことを知り、大公が標的に違いないと知っていたか、あるいは推測していた。しかし、パシッチはこれから何が起こるかについて具体的な知識を持っていたことを常に否定した。

p126
　世界で最も危険な政治のいくつかを賢明に生き延びたパシッチにとって、その選択―彼が陰謀を知っていた限りにおいてだが―は簡単ではなかった。

彼の国はバルカン戦争の後疲弊しており、大国に逆らえる立場になかった。 フランツ・フェルディナンドへの攻撃は、セルビアにとって対処が難しい何らかの厄介な国際情勢を引き起こすのは必至だった。

もちろん、経験の浅い男子生徒たちが試験に不合格になるだろうと考え（訳注；暗殺に失敗するだろうと考え）、パシッチは何もしようがなかったが、暗殺者らが何をしたとしても、少なくともウィーンの強硬派に行動を起こす口実を与えることにはなっただろう。

一方、パシッチがオーストリアに（暗殺を）警告した場合、彼が警告したというニュースが漏れれば、黒手組は彼にも暗殺を命令するか、さもなければ首相のやったことのニュースを利用して、首相が裏切り者であるとのレッテルを貼るかもしれない。

パシッチが送った警告が何であれ、それはウィーン政府によって、パシッチの政府が大公に対する陰謀に関与していたことを証明するために利用される可能性もあった。つまり、セルビア当局者が攻撃を計画しているという警告そのものをパシッチは認めたのではないのか？と。

　結局、その後否定していたが、パシッチは6月前半のどこかでウィーンの公使館に電報を送り、現地の大臣に、ウィーンの公使に対し、オーストリア政府に以下のことを知らせるよう指示した可能性がある。

「情報漏洩により」セルビアには「ボスニアへの旅の際の大公の命を脅かす陰謀が企てられていると疑う根拠があった。今回の訪問は一部の狂信者によって遺憾な事件を引き起こされる可能性があるため、オーストリア・ハンガリー政府に大公の訪問延期の可能性を示唆することが有用であろう。」（c.f.夢遊病者たちp108）

　パシッチがそのような電報を送ったかどうかに関係なく、彼の特使はそのような接見を求めた。この電報を受け取った可能性のあるウィーン駐在セルビア大使リュバ・ヨヴァノビッチには、首相の指示に従わなかった少なくとも2つの理由があった。

ウィーン駐在セルビア大使リュバ・ヨヴァノビッチは、ハプスブルク家の外務大臣、レオポルト・フォン・ベルヒトルト伯爵と仲が悪く、彼と会わないことを望んでいた。代わりに彼は、大公が訪問する予定だった新たに併合されたボスニア・ヘルツェゴビナ州を（少なくとも一時的に）同政権下で併合させたレオン・フォン・ビリンスキー財務大臣との面談を求めることを選択した。しかし、安全保障問題は、名目上はビリンスキーに従属しているが、実際にはビリンスキーと確執のある地方総督オスカー・ポティオレク将軍の責任であった。ポティオレクは大公のボスニア派遣の手配においてビリンスキーを意図的に無視していた。

　ウィーン駐在セルビア大使リュバ・ヨヴァノビッチは6月21日正午にビリンスキーと会談した。彼は明らかに、伝えるように言われていたはずのメッセージ、つまりベオグラードが大公殺害計画の実際の情報を持っているというメッセージの核心部分を切り取ることにしたようだ。代わりに、彼はサラエボ訪問に内在する危険性と、一部の不満を抱ていたセルビア人がフランツ・フェルディナンドを攻撃する可能性について、一般的な観点から語った。（c.f.夢遊病者たちp108～）

ヨヴァノビッチにはフランツ・フェルディナンド殺害の陰謀について語らない理由があった。彼はHartwigが阻止した5月のクーデター計画で、アピスから外務大臣指名を受けていたのだった。当時、アピスがおそらく8月に新たなクーデターを計画しており、再びヨヴァノビッチの昇進を提案しているという噂が流れた。ヨヴァノビッチがアピスに対抗してパシッチの側に立つ時期ではなかったのだ。

　一方、ビリンスキーにも、受け取ったあいまいな警告を無視する理由があった。彼は警備計画においては、蚊帳の外だったのだ。フランツ・フェルディナンドの急遽の命令により、彼の部下であるポティオレク将軍が（警備の）責任を引き継いでいた。ボスニアへの（大公夫妻の）旅行で不祥事があった場合、非難されるのはビリンスキーではなくポティオレクだろう。（c.f. サラエボ事件・なぜ皇太子妃は暗殺されたのか〜ウィーン軍事史博物館 - ネイビーブルーに恋をして）その上、（ビリンスキーには）大公の身にに何が起こるかについての懸念があまりなかった。ビリンスキーには大公を愛する理由がなかったから。

p127
　セルビアの首都で首相は、暗殺を阻止するために何が起こっているのかを正確に調べようとした。アピスは防戦一方だった。そして軍、陸軍省、内務省のパシッチ支持者らは、プリンツィプの共謀者たちを追跡することができなかった。プリンツィプの共謀者らは、もはやセルビアの公式の手の届かないボスニアにいたからだ。

　セルビア民族主義団体であるナロドナ・オドブラナの指導者らもパシッチ政権の役職に就いていたため、暗殺計画についても知っていた。彼らはボスニアの連絡担当者に、これ以上の事態を阻止するよう指示していた。結局パシッチは、失敗した。

　6月2日、黒手組の中央執行委員会が招集された。あるいは、急遽集まったメンバー全員による非公式の会議だったのかもしれない。会合でメンバーは、タンコシッチ少佐が組織を代表してプリンツィプ・グループに提供した支援について聞いた。理由が何であれ、彼らはミッションの即時中止を命じた。どうやらこの決定はアピスとタンコシッチを除いて全会一致だったようだ。

アピスはタンコシッチのプリンチプ・グループとの仲介者をボスニアに派遣し、そこで暗殺チームの技術調整官を務めていたダニーロ・イリッチと面会した。イリッチはプリンチプに命令を伝えた。中止せよ！プリンシプは拒否した。

6月20日か21日の時点では、アピスは暗殺計画は中止されたと信じていたかもしれないが、パシッチはまだそうではないと感じていた可能性がある。イリッチは攻撃中止の命令に従うようプリンツィプを繰り返し説得しようとした。しかし、6月中旬にアピスとパシッチの間で、殺害計画かその他の何かについて意見が衝突したため、黒手組のエージェントはプリンチプに対し、アピスの命令を取り消し、作戦を再開するという新たなメッセージを送ることになった。このメッセージをもたらした男は後にオーストリアのスパイであるとしてセルビアによって告発されたが、その告発は証明されなかった。実際、彼はオーストリア＝ハンガリー帝国内でアピスの首席スパイマスターを務めていた。

p128
いずれにせよ、この陰謀はもはや大した秘密ではなかったのかもしれない。バルカン半島のカフェはフランツ・フェルディナンド殺害計画に関する憶測で賑わっており、カフェにはオーストリアのスパイが潜んでいると聞かされていた。 1世紀経った今では、誰が何をいつ知っていたのか、はっきりとはわからない。

トップページへ戻る	初期多声音楽
Leoninのページへ	中世楽のページへ
ペロタン（Alleluja Nativitas)	ペロタン　vvlausulaのページ
前ページへ	次ページへ