Walter Frye and the Contenance Angloise 2-1

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CHAPTER 2 Walter Frye: Biography and Bibliography 　その作品がブルゴーニュの宮廷に関連する写本を通じて主に知られているイギリスの作曲家のうちの1人がWalter Fryeである。 Fryeに帰せられる作品は比較的少ないが、これら少数の作品は、広く知られていた。 少なくとも、彼の作品の1つ、Ave Reginaは非常に有名であったに違いなく、discant and tenor の断片が描かれている2つの絵画と、13の写本に現存している。 彼の2作のシャンソンも同様に、かなりの成功を収めた。 rondeau Tout a par moyは9つの写本で見つかり、バラード So ys emprentid は8つの写本で、そのうち1つは2部持っている。 フライの音楽は確かに、世紀の終わりに、フランドルの作曲家たちによく知られていた。 Le Rougeは、Soyez aprantiz（So ys emprentid の壊れた版のうちの1つ）のテノールを使って、ミサ曲を書いた。 Agricola、Tinctoris、そしてJosquinはみんな彼のTout a par moyを引用した。 1 1　ジョスカンのMiss a Faysant Tegrets は、このシャンソンをベースにしている。 “Agnus Dei III においては、superius全体を引用している。しかし、そのタイトルは第ＩＩaパートに由来する。そこでは、冒頭動機は、オスティナートを提供している。 See Reese，Music in the Renaissance, P.244 ObrechtはAve Reginaを、その歌詞を自分自身のモテットとして、またミサ曲のために使った。 　Fryについての伝記的な情報はほとんどない。彼の名前はブルゴーニュの宮廷のアーカイブには載っていない。文書による証拠がない場合、彼は、Bodleian Ms. Canonici 213に示されているGualterius Libertiと同一人物であると推測されていた2。そして同時に、彼はドイツ人であると考えられていた。なぜなら、彼のモテットの多くは、彼の名前のドイツ語の綴り、「Frey」と一緒にSchedel Liederbuch に保存されていたからである。 2　See Reese，Music in the Renaissance, P.93 ｐ19 しかし、最近の研究は、彼の英国の国籍を証明するいくつかの文書を明らかにした。それらのうちのひとつは、1457年にFryeの名前が聖職者たちの間で入れられていたロンドンの音楽家ギルドたちの bede roll である。3　もう1つは遺言書で、その存在はSydney Charlesによって発見された。 Walter Fryeという名の遺言はSomerset Houseで保存され、1474年8月12日に作られ、1475年6月5日にPrerogative Court of Canterburyで証明された。 4　それは以下の碑文によって導かれる。 “St. Gregory ， Allhallows the Less ， London ， Certesey ， Surrey." それは彼の職業に関して有益ではないが、彼は明らかに固定された住所を持っていなかったので、彼は旅行者だったことを示唆している。 彼の遺贈物の中には、Wellsの兄弟John Fryeへの小さなものがあり、そして彼のレクイエムミサのための最寄りのカルトジオ修道会へも贈られた。 彼はまた、托鉢説教師たちとの友情の手紙をロンドンの修道院に送ってほしいと頼んだすが、誰とは指定していない。非常に興味深いことに、ロンドンの音楽家ギルドは、1474年から1476年の間はその故人のメンバーの一人としてＦｒｙの名前は挙げていない。おそらく彼は、大陸への旅行のために、ギルドとのつながりを断ったのであろう。 　Ely Cathedralで見つかった他の2つの文書は、Flyeが彼がロンドンに行った前の約10年間、Ely Cathedralと提携していたことを示唆している。これらの文書は他のものよりも決定的ではない。なぜならそれらは姓を与えないで、単に、1443 -44年にそして再び1352年に13シリングと４ペンスの年会費を払った” “Walter ， the Cantor ， "としか言及がないからである。 Ely Cathedralは、フライのMissa Flos regalisにおけるcantus firmusの意外な性質を持つのではないか、ということで、調べられた。Flos regalisは一般的な典礼文ではなく、そして、13世紀のSarum GradualのAlleluia Flos regalis vernans rosaは、Fryeのテノールのソースではなかった。しかし、6月23日のSt. Etheldreda の誕生日のためのFlos regalis Etheldredaで始まるアンティフォンが、音楽なしではあるが、ケルンのカルトジオ修道会の15世紀の祈祷書に存在していた。 ｐ20 St. Etheldredaは、CambridgeshireのEly Cathedraの守護聖人なのである。アングロサクソン人女性のうちで最も人気のある一人であり、彼女は7世紀に生きていて、エリー島に修道院を設立した。彼女はヨーク、Sarum、そしてHerefordの典礼で、そしてBenedictine神話で、彼女の誕生日を広く崇められている。彼女の聖遺物の移転は、SarumとHerefordの両方のカレンダーで、10月17日に行われている。 ケルンからのアンティフォンのテキストは以下の通りである。 Flos regalis Etheldreda Sponsa ， virgo ， vidua Monialis ， abbatissa Regina dulciHua Mente ， carne non marcessis Vivens neque mortua Famulorum sis tuorum Adiutrix assidua. このような8行の韻を踏んだアンティフォンは、ベネディクト会の法則に従って、LaudsまたはVespersの後に、地元の聖人に歌われた記念物の典型である。 しかし、これらは常にBreviaryの聖務日課から取り出されたものであり、Flos regalis Etheldredaというテキストは、Ely Cathedralの現存の修道院のBreviaryには現れていない。 （13世紀、ケンブリッジ大学図書館、1i-1V-20） 典礼研究家、JBL Tolhurstは、このテキストはProcessionalから来たものである可能性が高く、 High MassとTerceの前に特別なアンティフォンが歌われた時の、主日やもっと重要な祝祭に使われたのかもしれないと信じている。。 残念ながら、Ely Processionalは現存していない。 　Elyの修道院コミュニティはもちろん、 St . Etheldreda への特別な愛情を保っていた。そして大聖堂には、彼女の生涯場面の様々な彫刻が至る所に飾られている。 15世紀には、聖エテルドレダの図像が新たに栄えたようである。なぜなら、当時のイギリス絵画の優れた例の1つが、エリーの祭壇画で、彼女の生涯の4つの場面を描いているからである。 ｐ21 こうしたものと同じ精神が、当時の彼女の名誉に対して韻を踏んだアンティフォンの作曲を促したこと、そしてそのメロディーがエリー大聖堂の作曲家によってミサのためのcantus firmusとして役立ったことは非常にあり得ることである。 今日のEly大聖堂では、テキストやチャントの痕跡を見つけることはできない。また、Breviary以外にも他の既存のEly bookはない。 　FryeのMissa Flos regalisに関する決定的な証明の欠如は残念だが、それでも「Walter、the cantor」への言及は驚くべきものであり、そして興味深いことが証明されている。 それらは、ヘンリー6世の治世の1422年と1431年の間の巻物に入った、聖母礼拝堂の管理人の記録にある。 介入年数の巻は欠落しているが、年間給与が支払われていたので、カントルは1443年から52年の間、継続してそこにいたと仮定できそうである。 カントルが実際にWalter Fryeであった場合、日付はLondon Guild of Musiciansと遺言書のそれに完全に適合する。彼がロンドンにいたとき、おそらく1453年から1457年の間に、彼はエリーを離れた。 ヘンリーの治世の最後の9年間の間、現存する巻はない。 　1443年から1444年（ヘンリー六世）の言及は、すべての巻におけるカントルの礼拝についてのの最初の叙述である12。カントルは、英国の合唱ポリフォニーの発展において、非常に重要であった。 「Walter」自身は、Frye であろうとなかろうと、Seriol Evansによって、「 解散後の‘Newe Colleg es of the Holie and Undivided Trinity of Ely' に与えられた ヘンリー法令の' OrganistおよびMaster of Choristers 'の前身」と表現されている。 13 彼の役割は、修道院の聖歌隊で音楽の奉仕を担当していた前任者のそれとは全く異なっていた。先唱者は聖職者で、音楽家は2番目であった。彼の任務はプレインソングだけを含み、彼の聖歌隊は修道会の共同体で構成され、少年や外部の歌手はいなかった。 ｐ22 一方、カントルはプロの音楽家であり、必ずしも聖職者ではなかった。彼の意志はドミニコ会との友愛を指すので、彼は托鉢僧であったかもしれないが、ロンドンのbede rollに、Walter Fryeの名前に添付された聖職者の称号はない。 カントルは世俗的な典礼、すなわち修道院の聖歌隊の外で、身廊や聖母礼拝堂で行われた礼拝の責任者であった。そして彼は、ポリフォニーに関心を持っていた。14 14. Harrison ， Music in Medieval Britain ， p. 40 　Elyに新しいカントルの義務を示した文書はないが、1447年にJohn Steleという名前のカントルが数年後に任命されたというDurhamに文書がある。Steleは、数人の修道士と8人の世俗的な少年たちに「playnesange、prikenot、faburdon、dischaunte et countreを教えることを要求され、聖歌隊において、ミサや晩祷でポリフォニー音楽でのテノールパートを歌い、オルガンを弾いた」。 Worcesterにもまた、聖母チャペルに関連するカントルがいた。初代は、1480年の Richard Greneだった。Worcesterの1522年の証書には、Greneの後継者であるDaniel Boyseに対する同様の義務がリストされていた。彼は、「聖母チャペルの聖母ミサを、毎日、執り行なっていた。そのほかに彼は、礼拝堂の8人の少年たちに、特にLady Masses 、イエスの名のミサ、そして主な祝祭の人々の中で、壊れた歌を教えていた」。彼はまた、彼らに晩祷を歌わせ、毎日の礼拝の慣習的なアンティフォンを歌わせていた。 15. Harrison ， Music in Medieval Britain ， p. 40,187 　エリーの聖母チャペルの記録は、わずかながら、有益なものである。それらは、聖Etheldredaの聖遺物の移動の祝祭の特に精巧なお祝いを示している。そしてそれらはおそらく、特別な行事のお祝いのために修道会のコミュニティの外からの、少年と追加の歌手の使用を示している。 少年と追加の歌手らは、カントルへの最初の言及を含んだこの巻に記されている。それは次のように述べられている。 “ Et datis clericis [cantantibus J in capel1 a tempore tr anslationis et depositionis Scte. Etheldreda .. . Et datis diversis clericis cantantibu s orga num ad missa m Bte. Maria Vir ginis .. . et alii sa mi cis ecclesiae et cantantibus in ca pella." 18 18. Custos Capell ae rolls ， Ely Cathedral ， 22 Henry VI. p２３ 1452 -53， 1467 -68 ， 1 470-71， and 1478-79 における後の言及は、聖Etheldredaの聖遺物の移動の祝賀のための外部の歌手の一貫した使用を示している。そして聖遺物の移動においては、エドワード4世の治世中、ノーフォーク公爵からの歌手の借用をしている。 　15世紀の最後の20年まで、Elyの聖母礼拝堂の音楽組織は、通常の修道院秩序のそれとは全く異なっていたようである。 聖母礼拝堂の管理人によって支給されたカントルは、しばしば慈善学校を持っていた。 しかし、彼の機能は、前任者の機能とは異なり、彼の少年たちは、慈善学校で世話をされている子供たちではなかった。 1473 - 74年に、Richard Harryngton がカントルであり、John Downham が社会福祉係であったとき、慈善巻物の中の言及は、歌手を「Downhamの少年」ではなく「Harryngtonの少年」と呼んでいる。 20 これらの若い歌手の世話と教育に関して、Elyでは証拠がない。ウースターでは、彼らは食物と衣服を与えられたことが知られている。そして、おそらくまた一般的なそして音楽教育と共に。 21 　他の修道院の大聖堂のそれらのように、Elyのこのソングスクールの確立は、常に聖母礼拝堂と連関しており、そして15世紀の英国でそのような新しい開花を楽しんだ聖母マリアの礼拝と非常に関連がある。 監視員として修道士と共に設立されたLady礼拝堂、custos capellae、世俗的な書記官、および少年聖歌隊は、14世紀からWorcesterで維持されていた。そして、支払いは、宿に滞在し、聖母マリア礼拝堂でポリフォニック音楽を歌った書記官や部外者（clerici extranei）に対してなされていた。 p２４ 1476年から86年にかけて、ウスターの司教だったJohn Alcockは、、聖母礼拝堂をそこに寄与し、歌礼拝に、100ポンドの寄付をした。 St. Albans 修道院では、大修道院長 John Wheathamstead は、彼の最初の任期中に、大修道院長（1420 - 40）として聖母礼拝堂を描いており、カテドラルの外の歌手によって毎日のポリフォニック聖母ミサを制定した。 1423年に彼は、ポリフォニーの少なくとも2人の名誉ある歌手（オルガニスト）が日曜日と祝祭の聖歌隊で、Lady Masses、VespersとHigh Massのために従事することになっていたと宣言した。 （略） ｐ27 フライによるヨーロッパ滞在の最も説得力のある示唆は、圧倒的多数が大陸の写本である彼の音楽ソースによって提供される。 イギリスの写本から知られているFryeの完全な作品は、モテットSospilali deditだけである。 Ashmole写本（Bodleian）には、彼の世俗的な歌の断片、テキストのない匿名のものしか含まれていない。 2つの最も重要なソースは、Brussels Bibliotheque Royaleの Ms. 5557 とMellon chansonnierで、どちらもブルゴーニュ圏がオリジナルと思われる。（第3章と第4章を参照）。 しかし、ブルゴーニュのアーカイブにはフライの名前についての言及はない。 p28 　フライの3つのミサ曲はすべて、単一のソース、すなわちブリュッセルの写本に帰属している。 Collected Works of Walter Frye に掲載されているシャンソンとモテットには、フランス語のロンドーTout a par moy、3つの英語のバラード、A las alas,So ys emprentid and Myn hertis lust; and five motets ， Ave Regina, 0 florens rosa, Sospitati dedit, Trinilatis dies, and Salve Virgo materが含まれている。 この最後のモテットは、匿名であるが、FryeのMissa 5umme Trinitaliとの明らかなパロディ関係のためにここに含めている（下記参照）。 　シャンソンの中では、Tout a par moy（Binchois）とSo ys emprentid （Bedingham）の作家の属性が問題になっている。Myn hertis lust; はFryeの真実の帰属ではないが、BedinghamにSo ys emprentid を与えたのと同じ筆記者によって、後の血肉化のひとつにおいて、Bedinghamに割り当てられている。 FryeとBedinghamを様式的に区別することは事実上不可能であるが、So ys emprentid の記述は、唯一の英語のテキストコピーがFryeに対してあるため、3つの英語のバラードはすべて本物であると仮定されている。 （第4章を参照）。 様式調査の目的のためには、少なくともそれらは非常に類似しているので、Bedinghamのオーサーシップの証拠が現われる可能性にもかかわらず、これらのシャンソンを一緒に議論することは正当であると考える。 　Collected 'Worksの出版後にDragan Plamenacによって発見されたもう1つのバラードは、プラハのコーデックスに書かれたテキストのない2声の作品です（Strahov DG IV。47）。この作品はPlamenacが「Watlin Frew」と読む献題を示す。 「そして「Walter Frye」の字崩れであると信じている。」それは様式的にはFryeの既知の作品におけるdiscantとtenorの2声構造と非常によく似ている。そしてそれは二つの主要なセクションのための同様の終止小節で、典型的なバラード音楽形式を示している。 p29 この作品の独自の特徴は第33－36小節で、最初にテノールは2つの小節に対して完全に沈黙しているが、その後テナールは、1オクターブ低いフレーズを繰り返しながらdiscantが今度は沈黙する。これはFryeで通常行われている方法よりもむしろイタリア風の方法である。 暫定的にFryeに帰せられるもう一つの作品は、Oporto chansonnierにあるイタリア語のシャンソンChe faro io である。 しかしその属性は、Bukofzerはがイギリスの作曲家であると信じ、Gilbert ReaneyがWalter Fryeと同じWalterであると考えているGalfridusに帰せられている。 大陸のソースでのFryeの音楽の伝達と、モテットとシャンソンの相互関係については、第3章と第4章でさらに説明するが、Fryeの作品に関して、Bukofzerによってなされた2つの重要な識別がここで述べられるべきである。Trent codex 88の2つのモテットは、Fryeの作品からcantus firmus を借用している。Stella coeli extirpavit（No.204）は、So ys emprentid のテノールを使用し、Salve Virgo mater（No.240）はFryeのMissa Summe Trinitati のテノールを使用し、ミサとのはっきりしたパロディ関係を示している。Bukofzerは、これがパロディMassの最も初期の例の1つであるかもしれないと示唆したが、Bukofzerがこの主題について書いた時以来、パロディMassesまたはMassの楽章はかなり以前のソースから明らかにされてきている。 Kurt von Fischerは、Antonio Zacara of Teramo が彼のバラータの一部をミサ曲の楽章に使用したことを発見し、そしてSuzanne Clercxは、Ciconiaが彼のモテットRegina gloriosaをGLORIAとCREDOYのモデルとして使用したことを示した。 　Frye作品の中でおそらくもっとも興味深いのは、パロディ関係が逆向きに働いた可能性である。 すなわち、モテット→ミサ曲ではなく、ミサ曲→モテットである。この提案は、ミサ曲のcantus firmus が非常に合理的であるために心に留めておくべきである。 ミサ曲のテノールはSumme Trinitatiとラベルされており、メロディーは明らかにSarum典礼のテキストを持つチャントのメロディである。 テキストSalve Virgo materはまだ同定されていないので、メロディは知られていない。 このように、2つの作品のうち、ミサは、借用された典礼のcantus firmusの通常の伝統において、最初に作曲された可能性が高いようであり、モテットの方がパロディとならねばならない。 p30 パロディ化されたモテットの他の例は、Fryeには他には知られていないが、それでもこの現象を説明しているcantus firmus に関して一つの実践 - 大陸よりイギリスでより一般的だった - があった。 　聖母マリア崇拝の重要性、特にイギリスでは、聖母マリアのモテット（訳注；Marian Antiphon)が大流行し、作曲家たちは自分たちのcantus firmus のために広範囲にそれを始めた。 The Eton ChoiT bookの作曲家は、さまざまなチャントメロディーを利用したが、そのうちのいくつかは今のところ確認されている。 Salve Reginaは数え切れないほどの頻度で作曲された特に重要なテキストであるが、The Eton Choir bookでは、このテキストを持つチャントを使っているのは1例しかない。 ブラウンは、例えば、聖木曜日のMandatumのためのantiphonSalve Regina 36v-38に、メロディMaria ergo unxitを使った。 Richard Hygonsは、彼のSalve Reginaのために、第２verseに埋め込んで、有名なCaputのメロディーさえも使った43。 43. Frank Ll. Harrison ， "An English Caput ， " ML， 33 (1952 )， 203 　 　そうであるように思われるのは、英国の作曲家にとって、聖母マリアのモテットが、大陸の作曲家にとっての、ミサ通常文が持っていたような性質の何かを持っていたことにある。それらは、音楽家たちが変化のために、単純に、異なるcantus firmus の曲を使っただけの量で作曲されていて、おそらくパロディモテットも書かれた。 英国人作曲家は、ミサ通常文のために、世俗的なcantus firmus を使ったことはほとんどない。Western Wynd は例外であるが。 おそらく、大陸の作曲家がミサ曲の設定のために世俗的で神聖なソースを借用したのと同じように、英国の作曲家は、彼らの聖母マリアへのモテットに、世俗的な歌やそれには不適切なチャントメロディを組み入れた。 Trecent 88の2つのモテットStella coeli exlirpavitとSalve Virgo materは両方とも，Marian textsに対して作曲されている。どちらもTrentでは匿名で他のソースからは知られていない。 Bukofzerは、それらがFryeによって作曲されたのかもしれないと示唆した。 様式的にはそれらはFryeの作品と非常によく似ていて、いずれにせよ英国である可能性が非常に高い。したがって、それらの発見は、ヨーロッパで1450年頃に知られていたイギリスの作品に関する、さらなる特定の知識に貢献している。 ｐ３１ 　イギリスの音楽は明らかに、1450年頃にヨーロッパで広く知られ、写譜されていた。 Walter Fryeの生涯についてはほとんど知られていないので、そして大陸での英国人作曲家の実際の活動はさらに曖昧であるので、編纂の状況や時系列を決定するためにFryeの作品のソースを綿密に研究する価値があるだろう。 彼の3つのミサ曲のための独自のソースであるブリュッセル写本は最初に研究される。そして、モテットとシャンソンを含む写本は一緒に研究される。 Part II：The Manuscript Sources of Compositions hy Walter Frye CHAPTER 3 The Masses of Frye: The Brussels Manuscript 5557 http://www.cmme.org/database/sources/23 http://depot.lias.be/delivery/DeliveryManagerServlet?dps_pid=IE9377246 p35 Walter Fryeの3つのポリフォニーミサ曲は、Bibliotheque Royale de Belgiqueの5557番とされている写本を通してのみ知られている。この写本は1450年から1475年にかけてヨーロッパ北西部のレパートリーからの非常に代表的なものである。 BR 5557（Dufay、Ockeghem、Busnois、Regis、Frye、Cockx、Heyns）中に作品がある作曲家たちのうちで、少なくとも4人は、過渡期において顕著な人たちであった。１つの写本中の若いフランドルの作曲家たち、英国の作曲家たち、そしてデュファイによる作品の存在は、その編集の状況が何らかの形で実際の芸術的アイデアの交換に関係していた可能性を示唆している。 デュファイとレジスが密接に関係してきたことが知られているが、もちろん、ここで作品がまとめられている作曲家たちは、写本のgatheringsのように密接に関連していたというわけではない。 しかし、15世紀半ばのレパートリーの、大きくて異質なアンソロジーを示す当時のソースの多くとは異なり、ブリュッセルの写本は、所有者側でのある程度の個人的な選択を反映している。 　Charles　Van den Borrenは、BR 5557のその作品の簡単な様式分析と、写本の目録を発表した。 彼の目録が作られた時、そのfoliationは混乱していた。 それ以来、量的には回復し、そしてBibliotheque Royaleの依頼により、Van den Borrenはその主要部分を元の順序に復元した。 写本の最初のfolioは、ブルゴーニュ公爵、特にPhilip the GoodとCharles the Boldの時代のものである。 （この特殊な紋章はCharles the Boldの娘、Marie of Burgundy、そしてPhilip the Handsomeによっては使用されていなかった。）したがって、写本は1477年のCharles the Boldの死の前に作られたにちがいない。 そして、その取得の記録は、公国の図書館の目録の中に見つけることができると思われるかもしれない。 　　J. Marchalは、1842年に出版されたBurgundian図書館の彼の目録で、この写本を、1467年の目録に掲載されているものと特定している。 その目録に記載された本は、目次の後に「Et in terra」という語で始まり、「Ergo beata」で終わる羊皮紙写本であり、1435年にHainautから取得されたことが知られている。 （しかし）説明はBR 5557には当てはまらない。BR 5557は紙製で、1435年より少なくとも15年か20年後のレパートリーを含んでいる。 1467年か1487年の目録にも、あるいは1644年のサSanderusの記事にも記載がないようである。しかし、1577年のVigliusの目録は、1435年にHainautで購入された本に加えて、この特殊なクワイヤーブックの本を説明している。 “ autre vielz livre de musique en pappier couvert de parchemin Intivle 'Livre de musique、' commenchant au second feuille ET IN TERRA PAX。 " この説明はそれほど正確ではないが、少なくともすべての要件を満たしている。さらに、1577年に書かれた目録の単語" vielz "の使用は、この本をBR 5557としてさらに正当化することができる。 p37 　ブルゴーニュ公の時代の写本が1577年以前の目録にはどこにも現れないことは、興味深い。 BR 5557は、Pierre de la RueのLiber MissarumやAustriaのAntiguonal of Margueriteのような入念に作られた写本ではないという事実によって、こうしたことが説明される可能性はある。Furthermore ， it is exceedingly acurate. スクライブの誤りはまれであり、一般的に訂正されている。それは、素晴らしく豊かなブルゴーニュ図書館の作品としてではなく、実際にチャペルで使われた写本だったと可能性もある。 確かに、時課書やChronique de Hainautの絶妙な光彩と比較して、この写本はかなり貧弱で控えめなので、実際には、本物の宝物の中で言及に値すると見なされていないのだろう。 1504年にブルージュで作られた目録は以下のように書かれている。 Item ， plusieurs et divers LIVRES DE CHANT servant a la chapelle ， de petite valellr; ensemble pluiseurs ドic] quayers de diverses choses ， tous rassamblez et mis ensemble en ung coffre a part. BR 5557は1477年のCharles the Boldの死の前に編集されていたに違いないので、1577年にVigliusがそれを別のリストに戻すまで、それはまさにこのような間仕切りに隠されていたかもしれない。 　これまでのところ、以前にBR 5557の認定に関して存在していたかもしれない確実性は払拭されている。 Marixが指摘したように、音楽本の購入は、礼拝堂の経費の中に含まれており、詳細はめったに与えられていないので、経費の記録からは、ほとんど明確な情報は出てこない。ミサ曲の多くが、Toison d'Orの式典のために、Philip the Goodによって依頼されたことが知られている。 そして Alexandre Colombe が1431年にそのような本を1冊閉じたことで1 1/2gros支払われ、1436年に別の光彩と書いたことに対して1フラン が支払われたことが知られている。（略） ｐ３８ 　写本BR 5557は、均一なものではない。 使用された用紙は4種類あり、その例は1459年から1480年のもので、少なくとも5種類の手書きがある。 おそらくその後、写本は何年にもわたって編集され、gatheringは取得時に,元のcorpusに追加されました。 Registres des Chambres de Comptesは、書籍の再綴じ込みや新しいfolioの追加に対する支払いが多いことを示している。実際に礼拝堂で使用されていたBR 5557などのクワイヤーブックに新しい作品が追加された可能性が非常に高いようだ。 　写本BR 5557が編集された特殊な流れは、それに含まれる作品の時系列にいくらかの光を投げかける。 それは12のgatheringから成り、そのうち最初の4つは一度に書かれた均質な単位であり、おそらくオリジナルの写本を形成している（Folios 2-49全体）。 それらはすべて同じ種類の紙の上に、そしてそれぞれ12枚のFolioが定期的に集められて、完全に統一された手で書かれている。 さらに、これらのセクションには、ミサ通常文の5つの設定（Fryeによるもの3つ、Cockxによる1つ、および匿名による1つ）が含まれている。これらは gatheringで重複し、しばしばひとつの gatheringの中間で始まり、次の gathering で終わっている。 このセクションのミサ曲のうちの1つ以外はすべて、3声で書かれている。 これらの要因は、スタイル上の考慮事項と同様に、BR 5557の最初の5つの作品の起源を示唆している。 p39 　Folio 50から最後まで、追加はgatheringまたgatheringであったようだ。主要な作品のそれぞれは、gatheringの最初の左ページで始まり、次のものまで続いていない。 （これに対する唯一の例外は、discantとtenorパートの冒頭が、直前のgatheringの最後のversoに写譜された場合である。） 5番目のgathering（50r～61r）はDufayのMissa Ecce ancillaを含んでいる。 6番目（62v～70r）は匿名のMagnificatから。 7番目（70v～76v）はBusnoisのMagnificatから。 8番目（77r～90r）はOckeghemのMissa Quinti toniから。 9番目（90v～99r）は匿名のMissa Sine nomineから。 10番目（99v～109r）はHeynsのMissa Pour quelque paineから。 11番目（110v～121r）はDufayのMissa Ave Regina celorumから。 12番目（121v～136v）はRegisのMissa Ecce ancilla-Ne timeasから。 http://www.cmme.org/database/sources/23 へのリンク これらの１２の gatheringのうち、第７，８，１２を除くすべては、同じ紙でできている。