MUSIC IN MEDIEVAL BRITAIN 1

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序文 この本が網羅している期間は、征服後のノルマン人constitutionsと典礼の設立から始まり、そして（ヘンリー８世の）宗教改革でもたらされた典礼上および制度上の変化で終わる。 この期間の最後の20年はイギリスでの修道院の秩序、彼らの私邸の多くの破壊と残りの世俗化の終わりを見た。世俗的な教会のラテン語典礼は、1549年のエドワードのPrayer Book まで存続し、そして女王メアリーの治世中に短い復活を遂げた。 典礼と音楽の両方で、ラテン語の儀式の終わりは、中世の終わりを意味する。なぜなら、英国の音楽は、儀式の伝統と密接に結びつき、中世の典礼が続く限り、その確立されたスタイルと機能に縛られたからである。 ルネサンスの特徴は、英国の音楽においては、16世紀初頭に、特に世俗形式において現れ始めたが、中世からルネサンスへの構造と様式の概念の移行は、大陸においては15世紀や16世紀初頭にかけて達成されたが、英国では、16世紀半ば以後になってやっと完全に達成された。 これは中世とルネッサンスの間で音楽史家が通常採用している区分ではないが、私はそれが新しい宗教的な考えが確立されて初めて、中世様式の基本的な変化が起こった、ビジュアルと音楽の両方のイギリスの教会芸術の場合には正当化されると信じている。 　スタイルと機能において、初期のチューダー宮廷の世俗的な音楽は、英国におけるルネサンスの精神の先駆者であった。そしてそれで、この本の範囲の中に来ない。 その初期の歴史は、ヘンリー8世が1530年頃より後に、国家のより重い問題に関心を持つことによって切り詰められた。 そして英国音楽におけるその位置づけは、その後の発展の先駆けの場となっている。 これまでの世俗的な音楽の例はほとんどなく、重要性も少ないので、ここでは扱わない。ミンストレル音楽として作者同定可能なものは何も現存しておらず、ミンストレルの歴史は、実際の音楽よりもむしろ社会生活や習慣の研究に属している。 オルガン以外の楽器の歴史もほとんど同じである。オルガン以外の楽器は通常教会で演奏されたという証拠はなく、楽器舞踊は小グループの器楽に限られている。私は、歌唱者の教育に関する音楽理論の主題について簡単に触れたが、記譜の歴史は、この種の調査ではそれ以上に詳細で専門的な研究が必要である。（略） I THE INSTITUTIONS AND THEIR CHOIRS ｐ1 中世の作曲家や演奏家は、現代人とは異なり、私的な個人として匿名の公衆に才能を捧げていなかった。中世の音楽家の人生は、純粋に音楽的なものより広い目的のために存在し、彼の音楽活動だけでなく、彼の毎日の形式と様式にも明確な規則と要件を課したコミュニティのメンバーのものであった。 彼が修道院の共同体のメンバーだったならば、その秩序の規則と義務は他のメンバーにも適用され、彼の共同体の音楽の伝統と習慣が彼の創作活動の範囲を決定したことだろう。世俗的なコミュニティのメンバーシップは、異なる種類の需要と機会をもたらした。世俗的な大聖堂または修道院付属教会堂( minster）の歌手は、厳格な誓いのもとでの隠遁生活を送ってはいなかったが、その制度の下級聖職者（ministri inferiores）であり、その法令に拘束されて、聖なる秩序に属し、コミュニティ全体として、またそのコミュニティ内の特定の団体または collegium の両方として生きることができた。 しかし、彼らの義務は儀式とそのプレインソングの遵守だけに関係していたので、彼らは音楽的才能を育て、典礼音楽の精緻化に貢献するために修道院のコミュニティのメンバーよりも大きな機会を得た。 司教とより高い聖職者の啓蒙された後援と支持は、世俗的な大聖堂の聖歌隊の組織と音楽的基準の漸進的な改善をもたらし、中世後期においてそれらが起こったポリフォニーの実践における成長に大きな役割を果たすことができた。 p2 しかし、この発展のリーダーシップは、修道院でも世俗的な大聖堂でもなく、より後の共住聖職者教会（ collegiate churches)、カレッジ、私邸付属礼拝堂にあった。これらの新しい機関の多くでは、ポリフォニー音楽を歌うことは、これまでのように、大きなフェスティバルの特別な刻印というよりは、毎日従うこと、であった。その結果、彼らの聖歌隊の構成とバランスは異なった側面をとり、歌手の資質はより厳しくなり、少年合唱団をポリフォニーで訓練するための準備が行われ、作曲家に対する要求が大幅に増加した。 これらの新しい施設をもって、音楽家の社会的地位が変化した。これは特に私邸礼拝堂では、歌手が私邸の組織内で 'gentlemen' (generosi) としてランク付けされ、ほとんどの共住聖職者教会( collegiate churches)や大学の歌手と同様に、下位順序になる必要性がなくなった。 興味深いことに、修道院も中世後期の在俗歌唱者の数の増加に責任を負っていた。大修道院の多くは、俗人歌手の責任において、俗人や少年の聖歌隊を支持していた。世俗的、修道院的、大聖堂的、大学的、王室的、貴族的、教育的、慈善的な―の性質でのこの多数性と多様性は、宗教改革の前の何世紀にもわたる英国の音楽生活の豊かなパターンの最も印象的な特徴である。 Secular Cathedrals 　ノルマン人がイギリスに来たとき、彼らは、大聖堂や大規模な教会の構成と編成において、ほとんど統一されていなかった状況を見出した。いくつかの大聖堂はベネディクト派の修道僧によって支配され、教区司教であった大修道院長の下に置かれていた。 これは、Winchesterではベネディクト派の規則が964年に St. Ethelwold によって採用されたケースであり、 WorcesterではSt. Oswald (d. 992)によって設立された。 p3 いくつかの他の大聖堂の聖職者は、 742年から 760年までメッツの司教であり、有名なプレインソング学校の創設者であった St.Chrodegangの規則下にあった。厳格な修道院規則がなくても、個人財産を所有する権利なしで、彼らは協同で暮らしていた。 Bishop Leofric（d。1072）は、1050年に、CreditonからExeterの教区に移ったが、彼の参事会員に対して、もともと, 同時時代の司教Giso of Wells (d. 1088) のようにChrodegangの規則に従った規則あるいは’canon’のもとに生きていた聖職者（clergy ）を意味する言葉を要求した。 York, Southwell, Beverley and Ripoｎの北部の修道院付属教会堂（minster）も共通していたが、ロンドンのセントポール教会では、Chrodegangの規則に類似したRegula Sancti Pauliを守っていた。 　ノルマン人は、大聖堂参事会 cathedral chapter （元々は capitulum と呼ばれていた）には慣れていた。そこでは、参事会員は世俗であって修道院ではなく、自分の家に住んでいて、教会の寄付から個人の収入を得ていた司祭であった。ノーマン人の司教による再編成の結果、このタイプの大聖堂支配は Salisbury, York, Wells, St. Paul's, Lincoln, Exeter, Hereford, Lichfield and Chichesterに受け入れられ、中世イギリスの9つの大聖堂となった。 同期間の9つの大聖堂は、そのいくつかは新たな建立であったが、Benedictine ruleのもとにあった。主にノルマン人の下でカンタベリー大司教 Lanfranc、そして彼の後継者アンセルム（1093年から1114年）の影響を受けて来た。これらの9箇所、 Canterbury, Bath (under the Bishop of Wells), Coventry (with Lichfield), Durham (founded 1083), Ely (separated from Lincoln c. 1109), Norwich (1096), Rochester (1077), Winchester and Worcester は、 1 540-1年のヘンリー8世による世俗参事会による再構築まで、修道院的大聖堂として残された。 Carlisleでの house of Augustinian canons は、1118年に教皇によって是認された形式において、St. Augustine of Hippo を遵守し、教区が1133年に結成されたときに大聖堂になった。 それは、Austin あるいは Black Canonsとして知られたorderによって維持された唯一の英国の大聖堂であった。 ｐ４ 　ヨークとリンカーンの新規定は1090年に完成し、翌年St. Osmund （ソールズベリー司教、1078-99）は、、ヨークとリンカーンが採択し、他の世俗的な大聖堂による正式な経過に従った組織形態を、大聖堂のために定めた。 この参事会のトップには、 Dean, Precentor, Chancellor and Treasurerという、４人の”主要人物”、あるいは”権威”があった。St. Osmund's Institutes に定義されているように、首席執事 Deanの機能は、精神的、道徳的福祉と行為に関係する参事会員や小教区司祭 vicarを支配することであった。儀典長precentorの仕事は、聖歌隊を監督し、典礼音楽を歌うことを支持すること (potest cantus elevare et deponere), であった。会計 treasurer の仕事は、宝飾品の装飾品およびその他の内容を保管し、奉納のためのろうそくを提供することであった。尚書役 chancellorの仕事は、音楽は別として、音楽とは関係のない書物を手がけ、教えることであった。 財務長、音楽とは別に教育を担当する長官、ケア非音楽本の後のより詳細な憲法では、前任者は少年合唱団の入場と指導を規制し、聖歌の本を提供し、世話し、タブラやボードに歌手を入れるという任務を与えられた首相は祭壇にレッスンとアシスタントの読者の名前をタブレットに入力する責任を負う一方で、歌手と読者が投稿されました。 2その中の一つを任命するのが慣例になった。 部長代理としての副大統領、前任者の日常的な任務を果たすための幹部としての副大統領、副財務長官と副大統領の副資格を持つ者も含まれる。 後のより詳細な規定では、儀典長precentorは少年聖歌隊員choristerの許可と指導を規制し、チャントの書籍を管理・提供し、tabulaに歌手を入れるという任務を与えられた。歌手や読み手の名前は公表された。尚書役chancellorは、祭壇に朗読同社の名前と補助者の名前を tabula に書き入れた。deanの代理として行動する sub-deanを参事会員のうちのひとりから任命すること、別の者を succentor（precentorの代理）として儀典長precentorの日常業務に当たらせること、 さらに別の者をsub-treasurer や vice-chancellorとするのが慣例となった。 　St. OsmundのInstitutioは、４つの階級（者）に、継続的居住をすることを要求し、他の参事会員には、学校で勉強したり、王または司教に仕えたり、大聖堂や参事会員禄の事務に出席したりする時にのみ、欠席が許された。しかし、非居住は、例外ではなくむしろ当たり前となり、礼拝を維持し、cathedral closeにあった参事会 chapter の事業を継続するのに必要な参事会員の数は比較的少なかった。 多元主義pluralismを導き、同時に司教座聖堂参事会員canonryの多くを抱え込んだ長期不在absenteeismは、教会の所得と寄付金とを、共通基金のために確保した部分と、それぞれの参事会員に参事会員禄 (prebend praebere), として割り当てられた額とに分割することによって可能になった。その間 、礼拝の維持は、参事会員の小教区司祭あるいは代議員の提供によって保証された。 p5 小教区司祭Vicarsは、Institutio Osmundiで言及され、最初からNorman規定の一部であった。非居住の認知とともに、居住者であろうとなかろうと、すべての参事会員に代理（vicarius）の奨励金を提供し、名目上、聖歌隊で職務を遂行するよう要求した。その間、共しょう祈祷代行者vicars-choralは、大聖堂規定の枠組みの中で、自らの独立した組織を発展させ、結局自治大学を形成した。 　共しょう祈祷代行者vicars-choralの許可、義務および行為は、大聖堂の参事会によって時々作成された法令によって規制されていた。 ソールズベリーでは、Richard Poore (Dean, 119712 15; Bishop, 1217-28)は、小教区司祭が保護観察のために1年間働き、 Psalter and Antiphonal を暗唱するよう命じた。 Richard de Kareville (Treasurer of Salisbury, 1246-67) は、vicoarsの給与を増やし、聖歌隊の両側に常に少なくとも13人の vicars がいることを保証するお金を与えた。 ソールズベリーはすでに、その音楽のために特別な名声を獲得していた。司教Giles de Bridport は、1256年頃、その傑出した貢献を持ったvicarsの許可についての彼の法令を開始した。 彼は書いた。「ソールズベリーの教会」は、「神の奉仕において、全世界の教会の中の太陽のように輝き、その中で挙行する人々に輝き、どこに光線を広げても、他人の欠点を補う。 それゆえ、我々の怠慢から、その壮麗さは、聖職者の価値のなさによって減じられるので、我々は、もしも彼がプレインソングの演奏に秀でていなければ、この教会のvicar の聖務日課には、そのような修道院付属教会堂ministersに必要な人格のメリットの他に、誰も存在しないものとする。 1472年、 Richard Beauchamp 司教は、 Salisburyの小教区司祭の審査のための新しい規則を定めた。これは、彼らがその許可の前に、最初と最後の夜課、あるいは詩編のグループ等を暗唱することを要求していた。 By the Lincoln statutes of 1236、それぞれの小教区司祭は、1年間の保護観察を許可される前に読解やチャンティングの精査をさせられた。その間彼らは、Antiphonal and the Hymnal. を暗唱した。これが達成されると、彼らは、保護観察の2年目となり、詩編唱を覚えた。 ｐ６ 　小教区司祭は、少なくとも執事またはサブ・ディーコンの秩序に入ると予想されていた。そして、古い小教区司祭の大部分は司祭だった。 小教区司祭に加えて、彼らの下位には司祭にはなれない聖歌隊の聖職者（clerici chori）として知られていた歌手たちがいたが、下位秩序にいなければならなかった。 合唱団で歌うことに加えて、彼らは司祭を助けた。彼らのうちの何人かは小教区司祭であり、ミサに仕え、そして、寄進供養礼拝堂ミサ chantry masses が祝福された祭壇を世話した。 ソールズベリーでは、彼らは 'altarists'と呼ばれ、エクセターでは'secondaries'、やリンカーンでは 'poor clerks'と呼ばれたが、彼らの通常の名前は聖歌隊での彼らの場所を参考にして 'clerks of the second form',であった。 彼らは読書とプレインソングの能力があると期待されていた。 　共しょう祈祷代行者vicars-choralの大学とSt. Paul'の小参事会員の大学のすべては、14世紀、15世紀の王室設立勅許状charterによって編入された。 設立勅許状は、財産を継承し、管理し、自らの役員を選出し、大部分がすでに行使していた独自の「国内」ルールを作成する権利を確認した。 1252年、ヨークの教区司祭は大司教と首席司祭Dean と参事会Chapterの財産権administer propertyを与えられた。これは、1268年にヘンリー3世の王室設立勅許状によって確認されたが、1421年まで公式には組み込まれていなかった。その間彼らは自分たちの建物を購入し、1268年に私邸のための土地を与えられ、1328-9年までには彼らのホールを建て、1349年に彼らのチャペルを献堂した.同様の発達が他のいろいろな場所でも行われた。 リンカーンでは、 'poor clerks' は13世紀末に私邸を与えられ、Oliver Sutton司教（1280-1300）は、彼の死後に始まり1328年に完成した Vicars' Courtの建設の準備をした。司教Walter Langton は、1315年、 Lichfield の小教区司祭に、私邸を供与した。そして、Wellsの司教Ralph of Shrewsburyは、1350年頃、 Wells での小教区司祭の構内や講堂を作り、与えた。エクセターの尚書役だったJohn Wylliot（d。1369）は、エクセターの小教区司祭のために私邸を建てるためにお金を残し、 Thomas de Brantyngham (Bishop, 1369-94)は、彼らに講堂を与えた。 Hereford の小教区司祭は、1375年までに共通行動を持ち、チチェスターの小教区司祭の大学は、は1394年から1403年までの間に建てられた。ソールズベリーの一部の小教区司祭たちは、構内で別々の家に住んでいた。彼らが1409年に、共通講堂に住んでいた証拠がある。 p7 場合によっては、大学はメンバーの入学基準について責任を負うようになった。 ヨークでは、大学の選出されたヘッドは、succentor vicariorumと呼ばれていて、succentor canonicorumまたはsuccentor majorとは区別されていたが、彼の同僚の5人とともに、新しいvicarsの試験を行った委員会を形成した。ウェルズの見習いの小教区司祭 probationary vicars は、保護観察年の間に新任の小教区司祭の監督者に任命されたひとりで、恒久的小教区司祭の推薦に関する参事会chapterに示された。 リンカーン司教による1343年頃の秩序の下で、3人の知識豊かで熟練した小教区司祭たちは、候補者を試験するために代理を受け、彼らがその参事会に新しい小教区司祭となった時に、、試験への忠誠を誓うことを要求された。 　ほとんどの大学では、組織と規律を支配する学内法令があった。 ヨークの小教区司祭は、会場での喧嘩、教会でのおしゃべり、大学貯蔵室.からの盗難、大学の会議の欠如、夕食時の読書の失敗など、奉仕の欠如や犯罪のために自分のメンバーに罰金を科した。 首席司祭と参事会の裁判所は、不道徳で常習的な酔っぱらいで、一般的には参事会の法律に違反して、寄進供養礼拝堂の司祭でもあった小教区司祭による寄進供養礼拝堂の任務を怠った。 彼の訪問では、さまざまな種類の規則違反がビショップの前に持ち込まれた。 チャンドラー司教は、1418年にソールズベリーを訪問して、小教区司祭たちが「神聖な礼拝の中で、バラードとcantaleneを歌った」と報告した。1454年に司教Beauchampに対して、3人の小教区司祭が、 「町に逃げてテニスをし、酒場に行って、そこで飲んで歌っていた」、と報告した。 p8 　歌手の増加する独立性を嫌っていた小教区司祭や居住参事会員の間の紛争は、13世紀と14世紀にかなり頻繁に起こった。 小教区司祭はある程度の成功を収めて特権を擁護し、そのために、任命の永続性と聖職者としての原則や、余分な支払いをした寄進供養礼拝堂司祭として小教区司祭を指名する権利は、それが寄進供養礼拝堂の設立者によって供給された時に、一般的に認められた。 退去のケースは非常にまれであり、停職期間後、贖罪に従うことを拒否した後にのみ発生した。 1504年に、2年前に6週間の停職を受けたウェルズの小教区司祭であるJohn Braddonは、Johanna Millwardと一緒に仲間を守り、 Sub-dean and Chapter に無礼に話し、ミサを祝うことを怠り、勝手に聖歌隊に入り、そこでを侮辱したとして、非難された。。 彼は罪に抗弁し、訂正を求めた。 彼の罰は以下のようなものであった。 'with bare feet and head and only a surplice over his gown, and with a candle of one pound weight in his hand more poenitentis, he should go before the procession of the church on two days, the sixth and thirteenth of October, and when the procession entered the choir he should stand in the choir and say the psalter of the Blessed Virgin Mary, or the seven penitential psalms, which devoutly said he should offer his candle to the image of St. Andrew'. この贖罪は、彼が将来の行為のための受け入れ可能な保証を見つけたならば、弱められた。Braddonは「それはほとんど私には関係ない」という文章で抗弁し、彼の贖罪を明らかにしなかった。そしてさらなる責任の後、さらなる延期は、彼の同僚の5人の署名付き同意書でDean and Chapter によって正式に却下された。 p9 　原則として、小教区司祭についての法令の数は、参事会における参事会員の数と同じであった。リンカーンは非居住参事会員のみが小教区司祭の供給を制限し、規則が他の大聖堂と異なる St. Paul'sは例外であった。 13世紀に確立された司教座聖堂参事会員の数は、ウェルズとリンカーン（1437年に34人の代理人がいた）、ソールズベリーでは52人、ヨークでは36人ヘレフォードとチチェスターでは28人、エクセターでは24人、リッチフィールドでは21人であった。 15世紀には、いくつかの大聖堂が 法定数statutory figureの小教区司祭の数を維持することに困難を抱えていた。寄付の価値は低下しており、場合によっては、小教区司祭自身が数を減らすための措置をとった。 1468年のソールズベリーには31人の小教区司祭しかいなかったし、1475年にボーシャンプ司教の訪問で、法律上の数を維持するのに十分な熟練した価値のある人物が見つからなかったことがわかった。そして admission への要求についての司教の最近の法令は、守られなかった。新しい大学、共住聖職者礼拝堂、そして私邸付属礼拝堂のための有能な歌手への絶えず増加する需要は、大聖堂が彼らの聖歌隊に十分な善良な人を引き付けることができなかった理由の一つかもしれない。 　少年は Institutio Osmundiで言及され、世俗的な大聖堂の典礼的な慣習に重要な役割を果たした。 precentor は彼らの音楽教育を担当したが、schola cantusの直接的なコントロールは、少年たちが礼拝で自分のパートを覚えることを教えたsuccentorまたは彼の役人の手に渡っていた。 succentorはまた、キャンドル、十字架、または香炉を持っている少年たちを監督した。一方で、尚書役またはその代理人は、朗読でそれらを練習した。 ヨークの法令の作者は、時間の経過とともに、才能ある少年が、 持香者 (thurifer), sub-deacon, a deacon になり、そして彼が立派な人間であれば、小教区司祭になることを観察した。 p10 　14世紀まで choristers は参事会員の家に住んでいた。そして彼らの個人的かつ家庭的な奉仕者として行動した。Richard de Gravesend司教が、今まで参事会員の慈悲の上に存在していた choristersが将来、 masterの監督のもとにひとつの家に住むべきであると命じたときの1264年のリンカーンでは、おそらくは初めての新しい取り決めへの変更が行われた。そのmasterは、司教が彼らに割り当てた収入を管理し、 Dean and Chapterに年次口座を貸していた。そしてその数は、2人の持香者を含めて12人であるべきだった。 1322年に、1310年から1315年までリンカーンの首席司祭であったソールズベリーのRoger de Mortival 司教は、ソールズベリーの少年たちが「定住参事会員の住居で、毎日乞食の施しものを欲しがって群がることを強いられていた」とし、彼らはもはや召使として使用されるべきではなく、「教会の奉仕と自由研究のみ」にすべきであると命じた。 彼らは、管理者 (custos)として働き、 「教会の14人のchoristerの少年のための、そして文法でそれらを教えるためのマスターのために」、Simon of Ghent 司教が1314年に与えたレンタルを含め、所得の使用を管理すべき居住参事会員の管理下に置かれた。 Ralph of Shrewsbury 司教は、1349年にウェルズで同様の状況を見いだした。そこでは、「choristersと呼ばれた少年たちはは、昼夜、聖務日課で礼拝に出席した。彼らの肉や衣装には賃料はなく、そのために、彼らは他の場所で生計を立てるために欠席しなければならなかった。」　彼は choristers たちに年間収入を与え、彼らとその masterのために家を建てた。 p11 　いくつかのケースでは、 choristersの住宅は、 canon-master とそのsuccentorまたは vicarによる音楽訓練によって世話をされたが、他の人ではmasterと informator のポストが組み合わさっていた。 1400年以降、 choristers の指導者としてvicarの一人を正式に任命することがより一般的になり、通常はポリフォニー音楽を教える義務を含んでいた。ポストが別々になっていたリンカーンでは、John of Thetford は、1395年にmagister choristarum in cantu et musica であった。 J. Retford は、1429年に magister sive informator vicariorum et choristarum in cantuであると言われ、小教区司祭W.Foukysは、 1431年に scholae cantus et grammatices を担当した。 作曲家 William Horwoodは、1477年に instructorに任命され、少年聖歌隊インに、ポリフォニー音楽を教える役割を持っていた。宗教改革前のこの聖務日課におけるHorwoodの後継者には、作曲家Thomas AshewellとThomas Applebyが含まれていた。 Wellsでは、マスターとインストラクターの任務が組み合わされ、1460年のBekynton司教のRegulae et ordinationes pro virtuose regendis et dirigendis pueris Ecclesiae nostrae Choristis において、詳細に述べられた。 Master of the Choristers は、文法に精通した司祭でなければならず、プレインソングやポリフォニー音楽にも熟練していた（in cantu tarnpiano quam organico）。 その規則についての精緻への序文において、Bekyntonは、それらはRobert Catour （Catur）によって設立されたことを観察した。Robert Catour は、choristarum praeceptor ac magisterとして言及し、1445年から1462年の間に、 vicar-choral やオーガ二ストとして大聖堂の記録に登場した。 作曲家のRichard Hygonsが1479年にMasterに任命されたとき、彼の立場の任務は、長年の契約でさらに詳しく説明された。彼は俸給に加えて、choristersの支援のための四半期合計を彼に付与した。そして、 Bekyntonが大聖堂の構内の南側に建てた家の1つをのひとつを占めた。 1462年のSalisbury Chapter Act では、John Thatcher）またはCatherowはinstructor choristarum in cantuと呼ばれ、John Kegewynは翌年にその地位に任命された。作曲家 Thomas Knyght は、16世紀におけるThatcher'の後継者の1人であり、ポリフォニー音楽の教えは彼の任務の中で定められていた。 Chichesterでの informator の提供は、Sherborne司教の「寄付」（1531 -4年）で行われ、1544の現存の勘定はWilliam Samfordへの支払いを記録する。 pro informatione choristarum。 （略） p13 　大聖堂に付属した grammar school は、Richard de Belmeisによって設立された。彼は1108年に、ロンドンの司教に就任した。 に言及した法令は、尚書役の下で活動したmagister de artibus scholis grammaticis を指し、また、大聖堂の南西側の magister scholae cantus in ecclesia Sancti Gregoriiに対しても言及していた。 Coletの法令では、song school の masterの義務は、「少年を教えて、歌ったりすることができない人に教えること」であった。 St. Paul's Schoolのコレットの基盤は、新しく、分離した組織であった。それは、彼が、平信徒の仲間、Mercers' Companyのコントロール下に置いたものであり、一方では、大聖堂の慈善学校、聖歌隊隊員学校が、宗教改革前後まで存在し続けた。 16世紀初めまでに、少年の数は10人に増えたが、現在では、6人の共しょう祈祷代行者がいるのみである。 p14 しかし、聖歌隊は16人の寄進供養礼拝堂司祭によって補充された。1515年に枢機卿になった後のWolseyが作った法令に示された数字によると、12人の minor canons、聖歌隊に奉仕をもした (ad qfficium et sectam chori adstrictus)16人の寄進供養礼拝堂司祭、6人の小教区司祭と10人の choristersがいた。 　スコットランドの大聖堂の2つを除いてすべてが、13世紀末以前の英国の世俗大聖堂の規定と同様の規定を採択した。例外は、Augustinian Canonsに属していたAugustinian Canonsと、プレモントレ会（Premonstratensians）またはWhite Canonsと呼ばれるSt. Norbert of Premontreの会則によって運営された Gallowayの大聖堂であるWhithornである。 Morayの教区は、Elginの新しい大聖堂が始まる12年前、その大聖堂がSpynyにあった1212年に、リンカーンのモデルについてその参事会を形成した。 Elgin は1489年に17人の共しょう祈祷代行者を迎えた。125年にグラスゴー大聖堂の参事会は1136年に献堂されたが、1258年に、「ソールズベリーの大聖堂教会の自由」を採択した。そして、St. Machar'大聖堂 Aberdeenは、1256年に、規定の英国の書式を採択した。 Aberdeenでは、Matins and High Massの礼拝を支援する4人の少年がいた。ろうそく保持者（ceroferarii）が2人、香焚きが2人だった。 1506年、グラスゴー大司教 Robert Blacaderは、大聖堂の聖歌隊で礼拝を続けられるように、声が壊れた6人の少年を守るために司祭館を割り当てた。 p17 Collegiate Churches and Household Chapels 　共住聖職者教会collegiate church はその構成において大聖堂に似ていた。それは 監督官warden、首席司祭deanまたは司教座聖堂首席司祭provostによって統括されている聖職者の collegium または聖職者団brotherhood であったが、司教と必要な関係がないという点で、大聖堂とは異なっていた。 そのような教会の中で最も古いものの中には、 Ripon, Beverley and Southwellの3つの偉大な北部の修道院付属教会堂minsterがあった（アングロサクソン時代に使われていた）。 ３つのうちの名義上の長は、ヨーク主教であり、Beverleyの実質上の長は司教座聖堂首席司祭provostであり、 Riponと Southwell は、指定された長を持たない奇妙な立場にあった。これらの参事会chapterの長は、上級居住参事会員 senior residentiary canonだった。（訳注；イギリス大聖堂・歴史の旅　原孝哉等著p188参照。同著によると、ヨーク司教があまりに巨大であったため、この３つの準大聖堂が置かれたとのこと） 1439年のケンプ大司教によるリポンへの教令では、メンバーの数は7人の参事会員（personae）として与えられ、そのうちの1人はprecentor（rector chori）であり、6人の司祭vicars、6人の執事deacons、6人の香担ぎthurifersおよび6人がchoristersを務めた。すべてが読書と歌唱に堪能であるべきであった。 Corbridge 大司教は、1303年に、各参事会員が彼の牧師に対して年金を支払うべきであると命じたが、この命令も大司教メルトン（1317-40）のそれも、Kemp大司教（1426-52）が、それらは参事会ではなく、大司教の監督の下で彼らに報酬を支払わなければならないと指示していたので、司祭らは、共通の基金から支払われるべきであるということから、命じられなかった。指示した。 　Beverleyの施設は、9人の参事会員、1つのprecentor、7人の歌唱聖職者で構成されていた。彼らは、berefellarii あるいは clerici berfellの名を与えられていた。おそらく、彼らはクマの毛皮のカラーを着ていたためである。 p18 1320年に、参事会chapterは,無数2流の聖職者、 choristers達の聖務日課を満たすだけの8人の少年聖歌隊員、そして2人の香担ぎthurifersを雇った。 1391年のArundel大司教の法令は、これらの人々の維持のための適切な規定がなされていなかったことをobserveした。そのために、彼らの多くは他の場所に行き、他の人は物乞いをするように減らされた。彼らは「聖職者に不名誉を与え、教会に不名誉を与える」ことになった。 彼は、大司教と参事会員が、それぞれ自分の聖職者に給与を払うべきであり、 clerks of the precentor and of the clerici berfellは、choristerや thurifersと共に参事会員の収入から支払われるべきであると宣言した。 Beverleyの song schoolの存在は1423-4年に記録されている。 Southwell には、1248年に法令を受け取った16人の小教区司祭Vicarsたちがいた。さらに、6人のchoristersと2人の thurifersがいた。修道院付属教会堂に設置のは、歌と文法の学校で、それぞれにマスターとして小教区司祭Vicarsがいた。（略） p19 　同じ時期に、王立の2つの重要な共住聖職者教会collegiate church 、ウェストミンスターの聖ステファン礼拝堂（1348）とウィンザーの聖ジョージ礼拝堂（1352）の合同が見られた。ウェストミンスターの王室礼拝堂の建設は、1292年にエドワード1世の下で、おそらくフランス王の私的な礼拝堂、Sainte Chapelleと対立して始まり、1347年にエドワード3世によって完成した。 Sainte Chapelle には13人の参事会員canonがいた。1つはtreasurerであり、チャペルの長であり、もう1つのprecentor、13人の司祭チャプレン、13人の執事 clerkdeacons および6人の少年がいた。そして礼拝堂の頭と別の先祖、13人の司祭牧師、13人の事務員と6人の男の子が主人公の下にいました。 エドワード3世の聖ステファン礼拝堂の施設は、首席司祭deanと12人の参事会員canon、13人のpriest-vicars、4人の聖職者と6人の choristersを提供した。 1396年には、小教区司祭Vicars、聖職者、 choristers は財産を所有することを目的として、「ウェストミンスターの宮殿にある聖ステファン王室礼拝堂の小教区司祭Vicars、聖職者、およびchoristersのcollege」のスタイルを設定し、自身の管理人の選挙を行う権利が与えられた。 エドワード6世治世の最初の年（1547年 - 8年）に、聖ステファン礼拝堂は、彼らの使用のためにコモンズに手渡され、そして1834年にそれは火事によって破壊された。 作曲家ニコラス・ラッドフォードが、解散時に礼拝堂の一員であったことが証明されている。 ｐ２０ 　ウィンザー城の礼拝堂は、ヘンリー1世の治世に遡る。当時、礼拝堂は、聖エドワードに捧げられ、8つの規範canonryがあった。エドワード3世の下での騎士団の礼拝堂の発展により、それは聖ジョージの騎士団の礼拝堂として、1人の管理人wardenと12人の他の参事会員canon、13人のpriest-vicars、4人の聖職者と6人のchoristersとともに再建立された。 法令によれば、小教区司祭Vicarsの一人は、文法と歌唱でchoristersに指示することであり、Treasurerは、彼の通常の称号がchoristersのマスターであることを示している。 作曲家のThomas Damett（1437年）とNicholas Sturgeon（1454年）は、王室私邸礼拝堂で聖職者として務めた（1431年のDamett、1442年のSturgeon）後、ウィンザーで聖職禄を得ていた。 　1474-5年にエドワード4世は、 彼の新しいSt. George礼拝堂の建設を始め、そして1483年に彼の「新しい」設備は、Act of Parliamentによって組み込まれた。そこでは王は、「チャペルで全能なる神に毎日使えた大臣の数を大いに増やした」と記されている。 この増加は、1468年6月から1479年7月にかけて行われる礼拝堂の出席簿で毎月追跡することができる。 （略） 　 p30 Colleges p36 　オックスフォードのWolseyのCardinal College （1525）は、中世後期の大学設立のこの流れの中で最も壮大であった。それは広大な規模で計画された。 ”一流のひとりの”首席司祭 dean と6人の参事会員canon,"二流の”40人のcanonと13人の priest-conducts、12人のclerk-conducts、16人の choristers と彼らを指示するための '非常に熟練した'(peritissimus）informator。これは、John Tavernerが1526年から1530年までかけて書いた記事である。ウルジーの生家である Ipswichの文法学校のcompanion foundation も同時に計画された。 Wolseyの没落と死後、両方の大学は解散し、1532年に、ヘンリー8世は、同じ場所に、「オクスフォードのヘンリー8世の大学」と呼ばれた新しい大学を創設した。これは、ひとりの首席司祭 dean と12人の参事会員、おそらく13人の priest-vicars 、そして法令には定められていない聖職者やchoristersを伴っていた。 小教区司祭Vicarsの一人は@recentorとなり、もう一人は聖具保管係sacristanとなり、3人目は、文法と音楽でchoristersに指示していた。1546年、大学の礼拝堂はオックスフォードの新しい教区の大聖堂となった。Ecclesia Christi Cathedralis Oxon: ex fundatione Regis Henrici Octavi. というタイトルの下で。（略） p38 Monasteries 　中世イギリスのベネディクト会は、彼らの規則の下にあった9つの大聖堂の他に、王国でのより大きな修道院の多くを含んでいた。これらの中には、 Westminster, Chester, St. Alban's in Hertfordshire, St. Edmund's at Bury in Suffolk, Evesham in Worcestershire, Glastonbury in Somerset, Hyde in Hampshire, Peterborough in Northants, Gloucester and Tewkesbury in Gloucestershire, St. Mary's at York, Whitby and Selby in Yorkshire, Reading and Abingdon in Berkshire and Ramsey in Huntingdonshireがあった。 他の会則のより重要なhousesのいくつかは、Meaux、Rievaulx、Fountainsのシトー派修道院、ヨークシャーのすべて、およびSurreyのWaverleyと、EssexのWaltham Holy CrossとオックスフォードシャーのOseneyであった。修道院の共同体は、修道院長の直接の支配下にあった。そこでは、司教は名義上の小修道院の院長であった。ベネディクト会は、教区の司教の訪問に従っていた。 p39 Cistercian houseは、司教から独立していたが、毎年の一般参事会を通してシトー派の parent house と密接な関係を保っていた。そのために、教会のデザインや儀式音楽などの問題はほぼ完全に統一されていた。 　聖歌隊の任務を担当した修道院長または小修道院のもとでの officers ('obedientiaries') は、the precentor, the succentor 、 the sacrist (secretarius, sacristd)であった。precentorが祝祭の聖歌隊を担当し、チャントブックの責を担い、 succentor は通常の聖歌隊を統治し、歌唱や読書をしている若い修道士に教え、そして日課の読書でそれらをリハーサルした。聖具保管係sacristの任務は、それらが聖歌隊に関連している限り、世俗大聖堂の treasurer のそれらと同様であり、音楽以外の本の管理、祭服やろうそく、香こう、祭壇や聖歌隊のためのその他の備品の等管理も含まれていた。 当然のことながら、修道院の規則では、非居住者や「小教区司祭Vicars」のための規定はなかった。病人と特別な許可を得て欠席する人々を救ったコミュニティ全体が、典礼の日々の遵守を通して聖歌隊を結成した。 Plainsongは初心者の訓練の重要な部分であった。 1277年にカンタベリー地方のベネディクト会の一般参事会の法令によると、初心者は詩篇唱、賛歌、 canticles、会則、あらゆる招詞Invitatories、すべての応唱のヴァース、 Laudsの交唱とanticles、完全なCommune Sanctorumを暗記する必要があった。 聖アウグスティヌス会では、特別な能力を示した若い修道士であるカンタベリーが、修道院での任務の支配権を与えられ、大学に送られ、彼が暗記していた Psalter, Hymnal and canticles, the Commune Sanctorum, the week-day antiphons and short responds, and the verses of the Antiphonalを提供した。 p40 　世俗的な使い方とは異なり、修道院の典礼は、少年には何の役割も与えなかった。 世俗的な儀式の中で彼らに与えられた部分、そしてろうそくの中心を定めて運ぶことのような義務は、若い修道士によって行われた。 1250年頃のNorwichの慣習ではしかし、少年たちが、洗礼者聖ヨハネの前夜、諸聖徒日、諸魂日の礼拝に参加し、さらにパームサンデーの行列で彼らの主人が同行したと述べられている。 世俗的な大聖堂で一般的であった song schoolは、中世後期まで修道院制の一部ではなかったようであるが、多くの修道院は、校長として世俗的な聖職者を雇って文法学校を維持していた。 Norwichはこの点で例外であったかもしれない。 多くの修道院はグラマースクールを維持し、校長として世俗的な書記官を雇っていたが2、世俗的な大聖堂では普通だったソングスクールは,中世後期まで、修道院制の一部ではなかったようである。 ノリッジはこの点で例外であったかもしれない。 　大修道院によるソングスクールの設立は、修道院の聖歌隊の外で、身廊や聖母礼拝堂で、そして修道院の典礼とは無関係に行われた礼拝を歌うための中世後期の習慣と関連していた。 この実践の初期の例は、Glastonburyで生じている。そこでは、1322年に、4人の「教会の聖職者」と「聖母礼拝堂の聖職者」が、 William le Organistre という名で、修道院に併合された。 修道士監護官(custos capellae Beatae Mariae), 分離された聖母礼拝堂の確立、世俗的な書記官、boy choristers が、14世紀のある時期からWorcesterで維持されていた。 1392年に1人の書記官に支払いが行われ、翌年には3人の書記官に支払いが行われ、さらに「外部の書記官」（clerici extranei）が聖母礼拝堂に滞在して、ポリフォニック音楽を歌った 。 1394 - 5年には、2つの pueri de capella があった。そして、 John Ylleway は、彼の書記官としての給料に加えてそれらを教えるための十分な支払いを与えられた。翌年の会計は、「巻の形で作られたポリフォニーの本のために購入された羊皮紙」のための4ペンスの支払いを記録している。 聖母礼拝堂の聖歌隊は、1478年に John Alcock （主教、1476-86年）によって授けられた。彼は Prior and Community に、主人、書記官、そして聖歌隊によって礼拝堂内で礼拝を歌うために、100ポンドを与えた。 作曲家John Hampton は、1486年に、 プレインソングやポリフォニー音楽において、Alcock's foundation の8人のchoristersに指示を与え、Alcockが築いた新しい聖母礼拝堂の奉仕を指示し、修道院聖歌隊の特定の礼拝を指揮するよう指導するよう、命じられた。この任命の2年前に、John Hampton は、 Richard Grene を聖母礼拝堂の organista として引き継いだ。 1 （略） p44 中世後期のcollegiate churchesとカレッジの聖歌隊の大きさとバランスは、メンバーの資格と訓練について明らかにした法令が示すように、ポリフォニッー音楽の実践が、彼らの機能の本質的部分であることを示している。 同じ聖歌隊の確立において、修道院は、世俗的な施設の足跡に従い、同時に、彼ら自身の礼拝のために雇用した有給の歌手たちのための有資格のマスターの存在を利用した。 バランスのとれた歌手集団の設立と発展は、中世後期の音楽史の最も重要な特徴であり、18世紀と19世紀のオーケストラの台頭に匹敵するものであった。それは、以前の世紀の、より大きな世俗的聖歌隊で演奏されたソリストのポリフォニーとは異なる、合唱ポリフォニーの起源と成長と密接に関連していた。 オーケストラの登場と同様に、合唱ポリフォニーは、新しい音楽形式の採用と漸進的拡大を伴っていた。中世音楽史上の2つの主な段階の早い時期は、モテットと conductusの時代であり、そして後には、 festal and votive Masses、 votive Antiphon and the Magnificatのそれであった。 これらのポリフォニーの形態における変化は、中世の典礼の確立された枠組みのなかで行われた儀式の祝祭的扱いにおける献身と新たな動きの表現の新しい傾向にも対応している。