Relationships between the Twelfth-Century Aquitanian Polyphonic Versus and Two-Part Conductus Repertories Rebekah Elizabeth Woodward

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p58 2.5 Undetermined Rhythm 　Aquitanian polyphonic repertoryの記譜には、どのようにその音楽が演奏されるべきかといったような情報をあたえるようなリズムの指示がないので、Gillingham and Karp（どちらも高度な編集介入をし、音楽の解釈において後のレパートリーの特徴に注目している）といった学者以外は、そうしたリズム的アプローチを避けている。 こうした学者らは、リズム決定をしていない。Hendrik van der Werf, Rachel Golden Carlson and Gordon Andersonは、リズム情報を加えることなく、写本編集をしている。 (略） p63 　Cantu miro summa laudeは、中心的なノートルダムソースで見出される多くの作品と共にCambridge 17に登場するため、Andersonの版に含まれている。Cantu miro summa laudeの彼の転写は、第1モードと第3モードの組み合わせを使用している。これにより、チャントベースまたは未定のリズムアプローチを使用して作成されたバージョンとは大幅に異なるサウンドの作品が作成されている。 p64 　Verbum patris umanaturは、Cambridge 17にも3声のバージョンとして存在している。Cambridge 17 version and the StM-CIVの両方のAndersonの転写は3拍子で、拍子記号は使用されていないがが、6/8で小節割りがなされている。 Cambridge 17バージョンには、第１モードの四分音符ー八分音符パターンに基づくリズムがあるが、Andersonは2拍子の代替リズムを提案している。 StM-CIVバージョンは、Andersonの転写では、アクィタニアのポリフォニーの他の2つの転写と同様に、等音節のリズムで設定されているが、彼は「実際の演奏では、硬直的な音価よりも柔軟なリズムが採用される。特にいくつかの場所のように…垂直方向の配置は決して確実ではない。」と主張する。90 特にいくつかの場所でのように、与えられたやや硬い値よりも柔軟なリズムを採用することを提案しています。決して確実ではありません。」 Moosburg Gradualからのmonophonic concordance は、2拍子で転写されている。Andersonのconductusレパートリーのエディションについては、次の章で説明したい。これらのconductusの転写はモーダルリズムに基づいており、Andersonがアクィタニアのポリフォニックスタイルの作品に適さないモーダルアプローチを考慮していることはおそらく重要である。 p67 3.3 Payne's Categories of Conductus 　Payneのdatable conductusの調査は、他の学者が日付を割り当てようとする試みに基づいている。12 Payneがdatable conductus レパートリーの音楽デザインを調査したところ、ほぼ同時期に作曲されたコンダクトスに共通する一定の特徴が明らかになり、datableレパートリーを5つのグループに分けた。すなわち、 ①the polyphonic cantio group, ②the earliest layer group, ③the earliest conductus with caudae, ④the classic Notre Dame conductus style group ⑤the thirteenth-century group. である。 これらのカテゴリーは、各スタイルの特徴を伝えるために、転写への特定のアプローチを必要とする。Payneのカテゴリーの作品の個々の特徴を理解することは、以下の議論におけるそれらの扱いの中心です。したがって、これらの各グループに関するPayneの説明を順番に検討したい。 　Payneの最初のカテゴリーは ①the polyphonic cantio groupであり、その一例は1179年に書かれたVer pacis aperitである。この作品については、以下の第4章で詳しく説明します。 「 cantio 」は多くの種類の中世の歌を含む広い用語であるが、Payneのこの用語の使用は、特にAABの形式の作品を指す。13（Datable "Notre Dame" Conductus: New Historical Observations on Style and Technique） Ver pacis aperitは、メリスマのないトルヴェールのcontrafactであり、後の作品がメリスマ書法により多くの焦点を当てているために、Payneは、これが最も初期のスタイルのconductusのひとつである、と示唆している。Payneは、1200年以降に書かれたこのスタイルのdatable conductusを1つだけ見いだした。1224年に書かれたDe rupta Rupeculaである。14 　次のスタイル②the earliest layer groupは、Payneがconductus書法の「最古の層」と呼ぶものである。これらの作品は、the polyphonic cantio groupに似ているが、 cantio 形式AABではない。このカテゴリーにおいて、これらの後に書かれたすべてのdatable conductusとは異なり、それらはメリスマを持っていない。それらには、1173年に書かれたNovus miles sequiturや1183年に書かれたIn occasu syderisなどの定期的な有節歌曲が含まれている。Payneは、これらのより早期の層のconductusの２つの重要な特徴が、デクラマシオンのシラビックな様式とcaudaeの欠如である、と記述している。以下の第4章で検討されている他の作品はこのグループに属します。 p68 　③the earliest conductus with caudae, は、caudaeを伴う初期のconductusである。Payneは、このスタイルの作品のテキスト設定を「はるかに華やか」と表現している。 これはまた、時系列でcaudaeを含む最初のグループである。Payneは、これらの作品とAquitanian and Calixtine repertoriesの作品との間に直接的な関連があると考えている。すなわち彼は、1183年に書かれたconductus Eclypsim patiturでは、「2つのボーカルパートが、そのような特異性が実際に意図されている場合、それらの和声的な同時性とリズム実行に関してしばしば曖昧な連結符のピッチのさまざまなかたまりと一致することがよくある」ことを指摘している。 さらに、Payneは、このスタイルは「シンクロニシティとミラーイメージの対位法」を利用しており、これは、アクィタニアのポリフォニックスタイルの特徴である」ことを考察している。16。 　4番目のカテゴリーは、④the classic Notre Dame conductus style groupである。 Redit etas aurea以降（1189年またはおそらく1194年）のすべてのdatable conductusにはcaudaeがあり、クラシックスタイルのcum litteraセクションとsine litteraセクションは、caudaeを伴うそれ以前のconductusのsine litteraセクションとcum litteraセクションよりも互いに独立して機能している。 3番目のカテゴリーのconductusとは異なり、声部はより緊密にバランスが取れており、それらがどのように組み合わされているかを簡単に確認できよう。17 Redit etas aureaは、「2つの声部のそれぞれで明確に表現された反復構造に依存することで、一見新しい形式的な認識」を含んでいるが、「フレーズ間に有意なリズミカルな相互作用はない」18。 　conductus Anni favor iubileiは、Payneの5番目のスタイルの例である。すなわち、13世紀のスタイルである。この書法には、声部のあり継ぎ、「声部間の動機付けの相互関係、声部交換、場合によってはカノン」が含まれている19。 　今回の調査では、caudaを伴う初期のconductusと古典的conductusに対する二種類の転写アプローチについて説明している。 これらの2つのグループのconductusには、歌詞つきとそうでないセクションがはっきりと対照的であることが特徴である作品が含まれている。 議論の簡潔さは、13世紀のスタイルの作品の特徴の綿密な調査を排除します。ただし、このカテゴリのconductusがアンダーソン、ティシュラー、ナップなどのモーダルトランスクリプションにどれほど似ているかを判断するには、この領域での将来の調査が必要です。ポリフォニックカンティオグルー​​プと最古層conductusグループは、古典的なconductusのテキストセクションを転写するために適用されたのと同じ技術を使用して、本研究で転写されます。