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1. Berlin rejects the English proposal for a conference.
　セルビアが動員を命じ、オーストリアとセルビアの国交が断絶したというニュースは、7月25日午後11時30分にベオグラードからロンドンに届いた。 1(BD. XI, 130, 131)

26日午前8時、ウィーンのブンゼンからギースルの退出の知らせを確認する電報が届き、次のように書かれていた。「戦争が差し迫っている。ウィーンでは最も野心的な熱狂が蔓延しています。」2(BD. XI, 135.)

25日午後10時30分サンクトペテルブルク発では、ブキャナンからのサゾノフの声明が届いていた。そこでは「ロシアはオーストリアがセルビアを粉砕してバルカン半島の主要国になることを許すことはできない」と警告されていた。さらに以下のように。

今朝、皇帝は帝国勅令の起草を裁可したが、この草案は外務大臣が発効の時期が来たと判断した場合にのみ公表され、そこでは110万人の動員を命じられていた。しかし、動員に必要な事前準備はすぐに始まるだろう。 3(BD. XI, 125 ; see above, pp. 306-7)

　これは、7月26日日曜日の朝、外務省常任次官アーサー・ニコルソン卿が事務所に到着した際に待ち受けていた憂慮すべき状況であった。いつものイチェン・アッバスでの週末を過ごして欠席していたグレイに、ニコルソンはすぐに電報でこう伝えた。

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　全体的な紛争を回避する唯一の希望は、サゾノフが投げかけた提案をすぐに利用することだと思います1 (BD. XI, 125)・・・ベルリン、パリ、ローマに電報を送り、ここにいる各国の大使に、複雑化を防ぐイシューを見い出すために会議に参加する権限を与えるよう要請してください。そして、そして、会議の結果が出るまで、ウィーン、セルビア、サンクトペテルブルクに対し、あらゆる側に積極的な軍事作戦の棄権を要請するものとする。 2( BD. XI, 139.)

　このアイデアは、サゾノフがブキャナンに語った次の言葉によってニコルソンに提案された。

　オーストリアの最後通牒で言及されている1908年（原文どおり）にセルビアが負った義務とは、オーストリアではなく列強に与えられたものであり、サゾノフは問題が国際的な立場に置かれることを望んでいる。 もしセルビアが列強に訴えたとしたら、ロシアは脇に控えて、問題は英独仏伊の手に委ねられたことだろう。 3(BD. XI, 125)

　これは（サゾノフの）提案のニコルソンの取り方であったが、もともと大した信頼提案ではなかった。

その日曜日の間に、さらに不穏なニュースが飛び込んできた。Christiania から2つの通信が届いた。「朝刊は、大型艦28隻からなるドイツ艦隊が、夜間にノルウェー海岸沖の所定の地点に集中するよう命令を受けたと報じている。」（実際、彼らはキールに戻るよう命じられた。) そして、「皇帝ウィリアムは、昨夜25日午後6時にバレストランドを出発し、直接キールに向かっていると伝えられている。」 4 (BD. XI, 137, I3 8.)

ベルリンからランボルドは、電報で次のように打電した。昨夜、人々の群れは、愛国的な歌やオーストリア国歌を歌い街路をパレードしていた。ドイツの世論は引き続きオーストリア＝ハンガリーを強く支持している。」 5 (BD. XI, 147)

リヒノフスキーは政府からの緊急電報を持って外務省を訪れ、次のように述べた。

彼らは、ロシアが動員を意味する「予備役クラス」を招集しているという情報を入手していた。この動員がドイツ国境で行われた場合、ドイツは動員を余儀なくされるだろう。 6(DD. I, 199; BD. XI, 146 ; see p. 343)

　これはすべて非常に悪いニュースだったので、ニコルソンは同日遅くにグレイに手紙を書き、会議への提案についても説明した

非常に可能性が低いことは認めますが、いずれにせよ、私たちは最善を尽くすつもりです。ベルリンは我々（英国）と一緒にプレーしている。ヤーゴは、ウィーンに介入し、我々（英国）とフランスからバックアップを受けるというあなたの提案を実際には採用しませんでしたが、単にあなたの提案を「伝え」、それについて話すように大使に言いました。これは意図したものではなく、望んでいたものでもありません。

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　すでに知られているように、ニコルソンは的を射たもので、「リヒノフスキーは、我々（英国）が傍観して中立を保つことができると確信していた。これは不運な確信だった」と付け加えて、間接的に、長官に対して、ふさわしい叱責をした。1（BD. XI, 144）

しかしブキャナンが実際に認識していたように、戦争を阻止するには、「積極的な軍事的準備」だけでなく、あらゆる動員命令も停止しなければならない、ということをリヒノフスキーは見ていなかった。

ニコルソンはその日、リヒノフスキーに対し、「オーストリアがそのような（強気の）措置を検討しているときに、われわれがサンクトペテルブルクに一切の動員をしないよう要請するのは難しく、デリケートなことだろうし、そして主なことは、可能であれば積極的な軍事作戦を阻止することだ」と述べた。２（BD. XI, 146）

オーストリアが実際に行っていたことは、セルビアに対して少数の軍団を動員しただけだった。しかし、問題の本当の事実は、出来事がすぐに示したように、いかなる動員も戦争を意味するということだった。

　グレイはすぐに、会議のアイデアに対する彼の承諾を打電し、彼の名で、ウィーン、サンクトペテルブルク、ベオグラードの英国代表に、この提案をそれぞれの政府に知らせるよう、指示が送られた。そして「会議の結果が出るまでの間、現在行われているすべての軍事作戦を中止するよう要求した。」 3（BD. XI, 140）

グレイは『25年』でこう書いている。

　ニコルソンとこの状況について話し合う中で、適当なタイミングで、あるいは最後の手段として、会議を提案すべきであるということで私たちの間で合意が得られました。

それは 1912 年から 1913 年の大使会議の方針に沿ったものになるでしょう・・・同じ職員がまだロンドンにいた・・・私たちは皆、お互いを知っているだけでなく信頼していた忠実な同僚でした。もしそれぞれの政府が私たちを利用し、私たちを信頼し、チャンスを与えてくれれば、私たちはいかなる危機においてもヨーロッパの平和を保つことができることでしょう。そしてそれは名誉ある平和となることでしょう・・・セルビア側の返答がオーストリアに提出された後、少なくともオーストリアに対して名誉ある和平を結ぶのはなんと簡単なことであろうか。

一方で、改めて会議を提案することに若干の躊躇もあった。・・・私は常にバルカン問題の調整者として自分を前面に出していたのか？ ... 私はその日、7 月 26 日のニコルソンに責任を任せました。彼は会議の提案をこれ以上遅らせないことが望ましいと判断し、それを送信しました・・・私はニコルソンのしたことを完全に承認したが、ベルリンから得られるべき回答については完全に期待していたわけではなかった。

私はドイツの戦争準備はフランスやロシアよりもはるかに進んでいると信じていた。つまりこの会議は、フランスやロシアの列強が準備を整え、今や明らかに有利になっているドイツを不利な状況に変える時間を与えることになるだろう。

私はドイツからのいくつかの条件を覚悟していましたが、ドイツがすぐには承諾しないだろうと悟りました。私たちは、会議中に動員がないという保証を与えたり受け取ったりする準備をしなければなりません。 4（Grey, I, pp. 314-16）

　グレイがこれらの言葉を書いたとき、彼は記憶を偽った。ニコルソンの電報、そしてさらに彼の手紙は、次のように始まっている。「私はブキャナンの電報を読んだ後に思いついたアイデアをあなたに電報しました。」ということは、会議のアイデアはグレイからではなくニコルソンから発せられたものであり、ニコルソンがグレイの提案を受け取った後に回覧したこととなった。

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グレイはまた、関係する列強がそのような措置（動員）をまだ考えていなかったこと、あるいは少なくともまだ躊躇していたときに、さまざまな動員を阻止しようとは決して試みなかったこと、実際にはそれらを避けられないとみなしていたことも、見て見ぬふりをしている。

その一方で、会議は平和を維持する最善の方法であろうが、ベルリンが反対するであろうという考えたことは、全く正しかった。しかしグレイは、もしベルリンと率直に話していれば、自分自身がその反対を克服できたとは考えていなかった。

　1912年から1913年の会議と1914年7月26日に提案された会議との間には、いくつかの違いがあった。

まず第一に、1912年から1913年にかけてドイツは、三国協商とイタリアと、セルビアの勝利の成果に異議を唱えたがるオーストリアの意向に反して、平和を守るために協力していた。ドイツは悪い印象のあった会議を受け入れていた。

さらに、1912年から1913年の会議には、1914年7月の会議からは除外されていたであろうオーストリアとロシアの大使が出席していた。またさらに、1912年から1913年の会議の主題は、間接的にオーストリアの利益に影響を与えるだけだったトルコ領土のバルカン諸国への割り当てであった。

1914年には、オーストリアとロシアは、セルビアと同様の立場で紛争の当事国とみなされることになり、ポール・カンボンが7月24日のグレイとの会談で提唱したテーゼを採用することとなった。そのテーゼとは、オーストリア・セルビア紛争とオーストリア・ロシア紛争は切り離せないものである、というものであったが、グレイは、ドイツがオーストリアとセルビアの間ではなく、オーストリアとロシアの間の調停に同意した時に望んでいたように、それらを別個のものとみなしていた。ベートマン・ホルウェグは次のように書いている。

　オーストリア＝ハンガリー国自体がセルビアとの紛争において（ドイツだけではない）列強の介入を望まないかぎり、ヤーゴ国務長官が正しく言っているように、我々が仲裁裁判所などに参加したとしたら、それは同盟国の利益に対する重大な違反となったであろう。

　しかし、オーストリアとロシアの間の紛争を防ぐためには、オーストリアとセルビアの紛争を調整して利害関係のない勢力を呼び込む以外にどんな手段があっただろうか？

こうしたこと（利害関係のない大国同士の会議）を排除することは、紛争は局地的なものに留まらせるべき、ということだった。言い換えれば、ロシアとヨーロッパは7月24日のドイツの宣言に降伏しなければならない、と主張することであった。そして、ベートマンがグレイの提案を拒否したのは、ビューローが1909年に行ったように、彼も降伏を勝ち取りたかったからである。彼は書いている。

　四カ国会議でのドイツ人メンバーが、ロシア・セルビアの流れに乗る英国とフランスの代表、そしてイタリア代表に対して勝ち進むことができるとは、誰も予想できなかった。 1（Bethmann Hollweg, I, p. 145.）

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　（ベートマンの）拒絶を引き起こしたのはこうした恐怖ではなかった。多数決で決定が下されることに疑問の余地はなかったが、ドイツはオーストリアの要求を守るために好きなだけ戦うことができたはずだ。しかしもちろん、ドイツにとっては、「紛争の局地化」によってセルビアの独立と一体性が破壊されることを許容しながら、大国、特にロシアに打ち勝つことは、不可能だっただろうが。

それ（ベートマンの拒絶）は正確には、グレイが提案した会議はあらゆる「局地化」の終焉を意味するものであったからこそ、であった。ベートマンは、特に最後通牒の直後に戦争を行うことがオーストリアの威信にとって必要であると考えていたため、そのような考え（「局地化」の終焉）は持たなかった。

もし彼が汎セルビア主義のプロパガンダからオーストリアを守るための最も厳格な措置を主張して、平和を維持する意欲があったなら、彼はグレイの提案を諸手を挙げて歓迎し、大国会議から承認された保証を得ていただろうし、戦争を回避するにはユーゴスラビアの国家的願望に深刻な打撃を与えるであろう措置に同意する必要があっただろう。

　ベートマンの拒否通知は7月27日午後1時にリヒノフスキーに送付された。そこには、ニコルソンから彼がそれを聞いて間もない、そして公式のdemarcheがなされる前の26日午後8時25分でのベルリンへの提案の知らせが入っていた。1（DD. I, 236）

　ベートマンの返答は以下のようだった。

こちらではロンドンで四大国会議を開催するというエドワード・グレイ卿の提案についてはまだ何も知られていない。オーストリアを欧州法廷でセルビアとの紛争に引きずり込むわけにはいかないので、われわれはそのような会議に参加することはできなかった。

エドワード・グレイ卿は、あなたのメッセージで明示的に述べられているように、オーストリア・セルビア紛争とオーストリア・ロシア紛争を明確に区別しており、前者については私たち自身と同じようにほとんど関心がありません。私たちの調停努力は、最終的にはオーストリアとロシアの紛争に限定されるものでなければなりません。セルビアとオーストリアの紛争では、サンクトペテルブルクが示した、サンクトペテルブルクとウィーンの間の直接協議という可能性のある路線が考えられる。したがって、私はロンドンの代表に対し、局地化の必要性と可能性について強く訴えます 2（DD. I, 248）。

つまりオーストリアがセルビアに対して好き勝手に行動できるようにするというものだった。ポストに戻ったばかりの駐独英国大使ゴシェンが会議開催を提案する正式な宣言を行ったのは27日午後のことだった。午後6時17分の彼の発信文には、それがヴィルヘルム通りでどのように受け取られたかが記されている。　

（駐独英国大使ゴシェンの会議開催提案へのドイツの反応）
　[ヤーゴ]は、あなたが提案する会議は事実上仲裁裁判所に相当し、彼（ヤーゴ）の意見ではオーストリアとロシアの要請がない限り招集することはできないと述べています・・・... 私は、あなたの考えは仲裁とは何の関係もないと確信していると言いましたが、しかしそれは、直接の利害関係のない4カ国の代表者が危険な状況を回避するための手段を議論し提案することを意味していた。

しかし、彼（ヤーゴ）は、あなたが提案したような会議は現実的ではないと主張しました。彼（ヤーゴ）は、彼がサンクトペテルブルクから受け取ったばかりのニュースが、サゾノフ側にベルヒトルト伯爵と意見交換する意図があることを示していた、と付け加えた。

彼は他のことをする前に、オーストリアとロシア政府の間の意見交換の結果を待つのが最善だろう、と考えた。

　またしてもヤーゴは虚偽を語っていた。彼が望んでいたのは、サンクトペテルブルクとウィーンの間での協議の成功ではなく、セルビアに対する即時開戦なのであった。

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3 Safonov prefers direct conversations between St. Petersburg and Vienna

　ドイツ外務省がQuai d’Orsayの沈黙を不快に感じたとすれば、ロシアの返答の性質には狼狽しただろう。しかしまず、グレイの提案が到着する前にサンクトペテルブルクで何が起こっていたのかを考慮しなければならない。

オーストリアとセルビアの関係断絶のニュースに、ロシア世論は激怒していた。サンクトペテルブルク、モスクワ、その他の中心地では、オーストリアに対抗し、セルビアを支援するデモが行われていたが、大多数のマスコミが煽動的な記事で主張したように、ロシアは、スラブ小国家の存在を理由としても、セルビアに援助を与える必要があった。ダーダネルス海峡方向のドイツの‘Drang nach dem Osten’ に対して、ロシア軍の側面を援護しなければならなかった
。 5 （DD. IT, 288）

しかし、サゾノフはその抗議によってバランスを崩すことを許さなかった。プルタレスは次のように書いています。

　私とサゾノフは夏の間、Tsarkoe Seloに住んでいたので、26日の朝電車の中で会ったとき、サゾノフが依然として戦争を避けたいと強く望んでいることが確認された。

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　電車を降りた二人は駅で長い話をした。

　驚いたことには、サゾノフ大臣は二日前よりもはるかに融和的であることがわかりました。サゾノフは平和的意図を持った告白であふれており、セルビアの主権を侵害してはならないというロシアが堅持すべき立場を放棄することなく、オーストリア＝ハンガリー帝国に正当な満足をもたらす手段を模索しているだけだと私に断言した。サゾノフは、その目的につながる可能性のあるいかなる提案についても議論する用意があると表明した。私は大臣の好意的な気分を利用して、オーストリアとセルビアの紛争を欧州のフォーラムに持ち出すという考えを思いとどまらせた。私は彼に、バルカン戦争中のロンドン大使会議の扱いにくかった機構と、その仕組みがいかに遅かったかを思い出させました。私はウィーン内閣と直接、率直に話し合うこと、あるいはまずオーストリア・ハンガリー人の同僚と直接、率直に話し合うことを緊急に推奨した・・・私は断言した。オーストリア＝ハンガリーはセルビアを飲み込むことは考えておらず、セルビアに有益な教訓を与えたいだけだと宣言した。サゾノフは私のアドバイスに従って、すぐに駐露オーストリア大使ザパリ伯爵に連絡を取ると約束してくれました。 1（Pourtales, pp, 22-3.）

　この会合を扱ったベルリンへの派遣の中で、プルタルスは次のように付け加えた。

　セルビアの主権への直接攻撃を構成する[オーストリアの]要求の一部は緩和される必要があると彼[サゾノフ]は述べ、ウィーン内閣はいくつかの点を和らげるよう、平和のためにドイツを含むすべての列強が協力するよう粘り強く訴えていた。

ロシアの政策が純粋に「同情」によって導かれていると考えるのは間違いだった。ロシアにとってバルカン半島における勢力均衡は極めて重要な利害関係であり、したがってセルビアをオーストリアの属国に貶めることをいかなる理由があっても容認することはできなかった。 2（DD. I, 217）

　プルタレスの提案に従い、好機を利用して駐露オーストリア大使ザパリは26日午後早くにサゾノフに声をかけた。彼はベルヒトルトから最近の指示を受けていなかった。なぜなら、これまで見てきたように、オーストリアは「領土獲得を目指していない」ことやセルビアの主権の侵害をサゾノフに保証するよう指示した24日の指示を、電報ではなく郵便で送っただけだったからである。サンクトペテルブルクに到着するのは27日の午後だった。 3 （Oe-U. VIII, 10615. See p, 378.）

しかし、たとえそれらが遅滞なく到着したとしても、その夜に打たれた電報によって、駐露オーストリア大使ザパリに領土的無関心desinteressemeritsの話題に触れないようにさせたサゾノフの示唆を含むそれらの指示は、キャンセルされたことだろう。 4 （ Oe-U. VIII, 10684. See p. 384）

しかし、27日の会話は非常に友好的であった。

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　金曜日（24日）の彼の非常に嫌味な態度とは対照的に、M.サゾノフは非常に心から私に挨拶してくれました・・・そして、もし私が電話していなかったら、率直な話をしに来るように私を訪ねただろう、と言いました。金曜日は、彼は不意を突かれ、望んでいたほどの自制心を発揮できなかったのか。 ...私は、ロシアが我々の行動の性格について誤解をしているような印象があると答えた。

私たちは、サロニカ、あるいはコンスタンティノープルへの行軍の始まりとしてバルカン半島へ進入するつもりだと（ロシアに）思われていました。他の人たちは、私たちの行動をドイツが計画している対ロシア予防戦争の開始条件とさえ呼んだ・・・

私たちの行動の目的は、私たちの誠実さを脅かす言葉や書き言葉、そして行為による敵対的なプロパガンダに対する自己保存と自己防衛でした。オーストリア＝ハンガリーでは、ロシアの利益を脅かしたり、ロシアに喧嘩を売ったりすることを夢見る人はいない。

しかし、私たちは自分たちが設定した目標を達成するという絶対的な決意を持っていましたし、私たちが選んだ方法が私たちにとって最も適切なものであるように思えました。しかし、それは自己防衛の問題であったため、結果に関係なくそれが実行されることを彼に隠すことはできませんでした。

もしこの事件が大国間の紛争に発展した場合、これは必然的に最も恐ろしい結果をもたらすに違いないことは私にはわかりました・・・サゾノフは完全に同意し、私の言ったことに喜びを表した。

彼は、ロシアでは自分だけでなく内閣全体が、そしてさらに重要なことに、ツァーリもオーストリア＝ハンガリーに対して同様の感情を抱いていると断言した・・・

彼はバルカン半島のスラブ人に対して何の感情も持っていませんでした。実際、それらはロシアにとって大きな負担であり、彼らがすでにロシアにどれほどの迷惑を与えているかは想像もつきません。

私が説明したように、私たちの目標は完全に正当なものでしたが、それらを達成するために選択した方法は最も安全ではないと思いました。

私たちが提示した最後通牒は、うまく選んだ形式ではありませんでしたが、彼はそれを研究していたので、時間があれば一緒に調べたいと思っているはずです。 ...私は最後通牒の本文については、彼と議論する権限がないと述べました・・・もちろん彼のコメントは興味深かったが。

その後、サゾノフ大臣は最後通牒のすべての点を検討し、今日、10 項目のうち 7項目はそれほど困難なく許容できると考えました。第5，6の2項目と、我々の裁量による軍関係者と政府職員の解雇に関する第4項目だけが、現状では受け入れられないと彼には思われた。第5項目については、7 月 25 日のあなたの電報に基づいて、私は彼に権威ある解釈を与えることができました。1 (Oe-U. VIII, 10682. 本書p. 378-9参照)

サゾノフは、取り調べに領事が同席することを想定し、解雇を要求された人々に対するその証拠を提出する必要があるだろうと示唆した。そうでなければ、Peter国王が暗殺される危険があります。 ...私は答えました。。。これはセルビアに対する我が国の措置がいかに必要であるかを示したものでした。

要約すると、サゾノフは、この最後通牒に関する困難は言葉遣いの問題であり、おそらくこの困難を克服する受け入れ可能な方法が見つかるかもしれないと考えていると述べた。

私たちは同盟国であるイタリア国王や英国国王の調停を受け入れる用意ができていたでしょうか?―私は意見を表明する立場にないと答えました。。。。セルビアは昨日25日に動員をした。 ...

話の終わりに、M.サゾノフは再び、私が彼を大いに安心させた説明に対して、温かい喜びを表明した。彼はそれらのことを、明後日彼と会うことになっているニコライ皇帝に報告した。

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ロシアの政策は、最初の突然の我々の行動の拒否や我々の調査書類に対する判断から事件全体がヨーロッパの問題に変わることへの二日間で、大きく前進しました。そしてそこからさらに、私たちの請求の正当性の認識と調停者の探索へと進みます。

しかし、この逆行的な外交運動と並行して活発な軍事活動が行われており、それによってロシアの軍事的地位、そして我が国自身の外交的地位がますます我が国に不利になるとの日々の脅威が存在していることを見逃してはなりません。 1
1オーストリアの外交文書には、この派遣は7月27日午後2時15分にサンクトペテルブルクから派遣され、ウィーンに7月27日午後4時30分到着したと記載されている。しかし、プルタレスとサゾノフからの電報は、それが26日のものであることを示している。 26日午後10時のベルリン宛てのプルタレスの電報は次のように始まる。「ザパリ伯爵は今日の午後、サゾノフと長い話をしました」（DD. I、238）。 26日にシェベコに送られたサゾノフの会談要旨には、オーストリアの最後通牒の10項目に関していくつかの相違点が示されていることにも留意すべきである。ザパリは、サゾノフはポイント4、5、6は受け入れられないと考えていたと述べた。サゾノフは7月26日、シェベコに次のように電報を送った。「ポイント 1 と 2 は、報道と結社に関するセルビアの法律を変更することなく達成することはできず、スクプスティナはそれに同意することはほとんどありませんでした。ポイント 4 と 5 が履行されれば、必然的に非常に危険な結果がもたらされ、王室メンバーやパシッチさえもテロ行為の脅威にさらされることになるが、これはオーストリアの利益にはほとんどならない。他の点については、細部に一定の修正を加えれば、そこに含まれる告発が十分な証拠によって確認されれば、理解の基礎を見つけるのはそれほど難しいことではないはずだというのが私の意見ではある。」

　[この会話の後、プルタレスはベルリンに電報を打った]。後で私が彼らに会ったとき、関係者は二人とも、同じ満足のいく印象を持っていた・・・サゾノフは私に何らかの提案ができないか教えてほしい、と懇願した。私には提案をする権限はなく、自分の考えを表明することしかできないことを強調しましたが、おそらく次のような方法が実行可能なように思えました。

ザパリ伯爵の発言から見て、完全に不可能ではないようだが、ウィーン内閣が要求の文言を和らげることに同意した場合、この目的のために直ちにオーストリア・ハンガリーと連絡を取る試みがなされるかもしれない。もし合意に従えば、セルビアは、オーストリアとロシアの間で合意された基準に基づいてオーストリアの要求を遵守し、第三国の仲介を通じてオーストリア政府にこれを密告するよう、ロシアからアドバイスを受けた可能性があった。サゾノフは・・・私の提案をウィーンのオーストリア大使に直ちに打電するつもりだと言いました。 2（DD. I, 238）

　そしてその同じ夜、サゾノフはプルタレスとの会談を電報で以下のようにまとめた。

彼（プルタレス）は、現在の緊迫した状況を可能な限り迅速に[彼はそれが望ましいと考えた]終わらせるために、オーストリア・ハンガリー大使には、7月23日のオーストリア公文書の一部の条項を共同改訂する目的で、彼と個人的に意見交換する権限を与えるべきであると主張した。そうすれば、セルビアが受け入れられ、同時にオーストリアの要求を原則として満足させる方式を見つけることは可能かもしれなかった。3（Int. Be%. i. V, 86）

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　プルタレスは、上で引用したサゾノフとの会話の説明を、次の言葉で締めくくった。「私は、サゾノフがおそらくパリとロンドンから、二日前のような攻撃的な口調を継続することを奨励しない知らせを受け取ったのではないかという印象を受けた。」　そしてこの印象は、ビアンヴニュ＝マルタンが「理解を示し、フランスもまた紛争の局地化を望んでいることを認めたに等しい文言を述べた」と述べているヤーゴからの25日の電報によって裏付けられた。1 （Pourtales, p. 26）

しかし、ここでプルタレスは間違っていた。オーストリアが「要求を和らげる」用意があると述べて、長い一歩を踏み出したのは彼自身だった。 彼はこの意見はザパリの発言によるものだとしたが、そのような発言はベルヒトルトによって承認されたものではなく、またザパリがサゾノフに対して行ったものでもなかった。

サンクトペテルブルクでポアンカレが与えた保証の後、フランスの支援を確信していたサゾノフも、ザパリとの会話、さらにはプルタレスとの会話で安堵したと感じていた。サゾノフはこの安堵感について、パレオローグとブキャナンの両者に次のように話した。2（LJF. 54, CDD., p. 177; DF. 3. XI, 103）

　彼（プルタレス）は、ベオグラードにおける自身の影響力をすべて利用して、オーストリアを満足させるために、セルビア政府を可能な限り誘導するだろうと述べた・・・彼は、オーストリアを将来のあらゆる革命的プロパガンダから守るために、極端な要求の一部を放棄するよう提案した。列強は、ベオグラードの閣僚に対し、互いに常に連絡を取り合い、オーストリアに対するセルヴィアの陰謀や、陰謀に関していずれかが受け取る可能性のあるすべての情報を交換するよう指示することを個々に了解するかもしれない。そのような情報が彼らに届いた場合には、そのような陰謀の成熟を防ぐ目的で、彼らはセルビア政府に圧力を加える権限を与えられるべきである。 3（BD. XI, 198）

　このようにして、二人の大使の態度、特にプルタレスの態度は、サゾノフにコンプライアンスと楽観主義の雰囲気を引き起こし、サゾノフは一方の気分からすぐに反対の気分に移ってしまった。

オーストリア政府は、もしその気になれば、このムードを利用して自国の利益を確保し、セルビアに損害を与えたかもしれない。そうなるのではなく、オーストリア政府はサゾノフの提案を拒否し、1914年にオーストリアのレッドブックを出版したとき、ザパリの至急報のいくつかの重要な点を抑制した方がよいと考えた。

　サゾノフはオーストリアと友好的な理解に達するという希望を抱きながら、この争いを4大使による会議に付するというグレイの提案を受け取った。もちろん、彼はそれを拒否はしなかったが、もうしばらく待ってもよいと考えた。その理由は、彼がブキャナンに語ったように、次のとおりである。

　私（サゾノフ）は、好条件であると信じて、オーストリア・ハンガリー大使との予備会談を始めました。しかし、私が提案した両内閣による最後通牒の修正案への返答はまだ得られていない。ウィーン内閣との直接交渉が不可能であることが判明した場合、私は英国の提案、または紛争を有利に解決するためのその他の提案を受け入れる用意があります。 1（BD. XI, 206）

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　この返答はニコルソンを怒らせた。ニコルソンは、これまで見てきたように、サゾノフを喜ばせるために4大使による会議を提案しており、そのコメントは次のとおりだった。

　3 日連続で、M. サゾノフは 1 つの忠告と 2 つの提案を行いましたが、すべて異なります・・・そのうち１つは、サゾノフによるものだろうが、１つはそうかどうかはっきりしない。今日の午後、私はベンケンドルフ伯爵に話しました。 2（BD. XI, 179 n.）

　サゾノフが衝動的で、すぐに怒りの言葉から融和的な行為や表現に移ってしまい、要するにあまりバランスが取れていなかったことは間違いない。しかし、直接対話するという考えは、7月20日にグレイによって初めて議論されており、ブキャナンは27日にサゾノフを尋ねた。

そのような会議よりも、彼が、自身が提案した直接の意見交換を好むかどうか。私が先ほど話したドイツ大使は、前者の方がオーストリアにとって好ましいだろうという個人的な意見を述べていた。閣下（サゾノフ）は、会議が他の大国によって受け入れられた場合には、脇に立つ用意が全く整っていると述べた。 3（BD. XI, 198）

そしてグレイ自身も7月28日、直接対話の考えに立ち戻り、ドイツの拒否と合わせて大使会議に関するあらゆる話に終止符を打った。

　ドイツの拒否はロンドンではまだ知られていなかったが（その知らせを伝える電報は27日午後9時に届いた）、その日、英国外務省では、グレイの目は徐々に開かせた一連の出来事の結果として、中央同盟国の行動に対して強い嫌悪感が起こった。

彼が状況をより良く把握できたのは、部分的には彼の部下であるニコルソン、クロウ、ティレル、そしてブキャナン大使の努力によるものであった。ブキャナン駐露英国大使は、派遣や行動が外交能力を示す英国大使らの中で唯一の例外であった。 26日のサゾノフとの会話を報告する27日の通信の中で、ブキャナンはサゾノフに次のように警告したと書いている。

もしドイツがオーストリアを武力で支援するなら、ドイツは我々（英国）をフランスやロシアと同様に扱うだろう、とドイツに告げて、我々が平和の大義を促進すべきだと彼が信じたのは間違っていた・・・閣下（サゾノフ）は紛争を引き起こすためにいかなることもしてはなりません。したがって私は、動員は可能な限り延期され、動員が開始された場合には国境を越えることは許されないと信じていました。 4（ BD. XI, 170）

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　このように話すことで、早くも24日にはベルリンと率直に話すようグレイに促していたブキャナンは、自分の意見ではなくグレイの意見を表明したことになる。そしてサゾノフの返答は、フランスとロシアとの団結を公に宣言しない限り、ドイツに打ち勝って平和をもたらすことはできないと彼は信じている、というものだった。

1911年のアガディール事件当時、ベルリンの強硬な姿勢を緩める原因となったのはロイド・ジョージの脅迫演説だったが、公の場で声明を発表する必要はなかったであろう。したがって、この点に関しては、サゾノフは正しかった。動員の問題について、彼はブキャナンに次のように語った。

　帝国の勅令が発令されるまで有効な措置は講じられず、あまりにも長く（動員が）延期されれば、オーストリアは（ロシアの）軍事準備を完了の遅れで利益を得る一方、ロシアは何もできない・・・彼は勅令がいつ発令されるかは教えてくれなかったが、可能性の高い日付として、オーストリア軍がセルビアに入る日を挙げた。１（BD. XI, 170）

　この至急報に関する Crowe の記録は次のとおりである。

　克服すべき本当の困難は動員の問題にあるのではないかと私は危惧している。オーストリアはすでに動員を始めている（26日）。これは、もし戦争が起こった場合、ロシアにとって深刻な脅威となる。ロシア自身の動員を遅らせることは期待できないが、現状では、オーストリアとドイツが必要した時間を2倍加させる程度しか効果が得られない。

ロシアが動員すればドイツも同じことをするだろうと我々は警告されているが、ドイツの動員はほぼ完全にフランスに向けられているため、フランスはたとえ一日のほんの一部であってもフランス自身の動員を遅らせることはできないだろう・・・しかしこれは、24時間以内に、陛下の政府は、オーストリアが不本意なフランスに押しつけた喧嘩において、イギリスが黙って傍観するのか、それともどちらかの側につくのかという問題に直面することになることを意味します。

1805 年にプロイセンが、表面上はプロイセンにとって直接の利益ではない問題をめぐって、他の列強間で勃発するのを防ぐことができなかった戦争に参加しないことを主張したときのプロイセンの立場を思い出さないわけにはいきません。結局この戦争は 1805 年にプロイセンは不参加だった。しかし 1806 年にプロイセンは 1805 年に勝利した権力の犠牲者となり、誰もプロイセンを助けたり、政治的破滅と分割を阻止したりする準備ができていませんでした（中立政策の失敗）。

　ニコルソンも同じ意見だった。彼の見解は、平和を望んでいるふりをしながらオーストリアをいかなる形でも抑制することを拒否したドイツの裏表のある行動に注目を集めた議事録だけでなく、ブキャナンに宛てた7月28日の秘密の書簡にも次のように書かれている。

　ロシアがオーストリアのセルビア潰しを許せなかったのは、よく理解できる。戦争を局地化するという話は、単純に、オーストリアが静かにセルビアを絞め殺す間、すべての列強が高みの見物をすることを意味している、と私は思う。 ... セルヴィアがオーストリアの要求に非常に満足のいく形で応じたにもかかわらず、オーストリアが正当な理由を持ってセルヴィアに対してどのように敵対的な措置を講じることができるのか、私には理解できません。

もしオーストリアが、セルヴィアに教訓を与えるつもりで意図的にセルヴィアとの戦争を引き起こしたのなら、オーストリアは最も間違った行動をとっていると私は思う。なぜなら、オーストリアの側のそのような行動がおそらくヨーロッパ全体の大火災につながるだろうということをオーストリアはよく知っているに違いないからである。 2（BD. XI, 239）

p410
グレイの私設秘書サー・ウィリアム・ティレルもクロウとニコルソンと同じ意見であったことが、7月26日日曜日のリヒノフスキーからベルリンに宛てた電報に示されているが、ティレルが、セルビア国境が越えられれば、全面戦争になると警告した後であった。

「ベルリンが望んでいた戦争の局地化は全く不可能だった。」1（1 DD. I, 236）

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