| Medieval Music in Renaissance6-3 G.Reese |
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| p109 Caron ， Faugues， Regis， Barbireau， and Lesser Figures BusnoisのMissa L'Homme armeを保存する4つのMSSの1つMS Cappella Sistina 14は、L'Homme arme Masses全体の重要性を持っている。それはまた、この古いメロディを持つデュファイのミサ曲の最初の2つの楽章と、 Caron， Faugues， Regisによる全体のミサ曲をも含んでいる（Regis作においては、唯一のソースである）。 （略） ｐ113 Johannes Regis(c.1430-85)の作品は、２つのミサ曲、１つのミサ曲のセクション、８つのモテット、２つのシャンソンンのみしか現存していないが、彼の様式は、それらから十分に類推することが可能である。 彼のもっとはっきりした特徴が見られる様式は、モテットである。彼は、これを、２つのパートに分けて書くことを好み、リズムは第一部では３拍子、第二部では2拍子となり、それはすでに、デュファイの偉大なAve Reginaにおいて見られ、さらにはジョスカンの時代に好まれた形式である。 p114 すべてのレジスのモテットは5声であり、cantus firmusはあるとすれば、3声の内声のうちのひとつであるテノールにおかれている。テノールは長い保持音であるが、あとからfigurationを受け、その他の声部のリズム的性格を共有するようになる。レジスは、その組み合わせも変化させている。 その音楽は心地よい音響を持ち、祝祭の機会に適している。O admirabile commercium（楽譜）は、三部構成になっていることを除けば、レジスの典型的な様式とみなすことができよう。３声のAve Mariaは、小さなソングモテットである。彼のシャンソンは、モテットほどの興味はない。 Regis: O admirabile commercium レジスのMissa L'Homme arme は古いメロディーを象徴的な目的で明らかに使用する点において、先行者とは異なっている。 4つの声部のうち、外側の2声部には常に、通常文の普通の語が与えられるが、内側の2つの声部（コントラテノールとテノール）には、しばしば、Feast of the Dedication of St. Michael the ArchangelのアンティフォンDum sacrum mysteriumのテキストの冒頭がある。このテキストは当時は、ミサと関連があった。 レジスは、内声がL'Homme armeの素材を持たない時には確かに非常に頻繁に、内声に通常文のテキストを割り当てようとしたが、内声にそのような素材があるときには、Dum sacrum mysteriumのテキストを割り当てた。 天のhostのhead,守護的な大天使は、明らかに、”武装した人”である。レジスはプレインソングを、L'Homme armeの音調と同様に、描いている。レジスは、Dum sacrum mysteriumのメロディー自体は使っていないが、この祝祭Feast of the Dedication of St. Michael the Archangelと関連するその他のチャント素材を導入している。すなわち、Factum est silentiumのverse（Milia milium）とantiphon Dum committeret bellumに適用されるような第１旋法である。 前者は、グロリアとクレドのアルトに現れる。 後者はSanctus とAgnus Iのテノールに現れる。Osanna Il では、テノールは、 Pueri Hebraeorum for Palm Sundayのメロディの一部を持っているように見えるが、L'Homme armeのメロディは、コントラテノールIに戻ってくる。 この声部は、五度低いカノンでのL'Homme arme音調の最初部分をテノールでしばしば実行し、cantus firmusの担い手として、テノールの伝統的な役割を十分に果たしている。 この音調は、「通常の」音価、減価、増価、で現れる。すべての5つの楽章の冒頭は、同じ3声の冒頭動機を変化させており、最後はフェルマータのついたブロックコードで終わる。 レジスのミサ曲は、明らかに、聖ミカエルの祝宴を意図しており、世俗のメロディの使用の説明となっている。しかし同じような例は、そう簡単には見つからないことを強調しておかねばならない。 p115 RegisのMissa Ecce ancilla Domini は、主に、２つのcantus firmi、Ecce ancilla Domini とNe timeasを基礎に置いているが、５つのその他のプレインソングのメロディもまた、使われている。 さまざまなcantus firmiは、しばしば組となって存在する。これらのcantusは、すべてAdventのアンティフォンであり、それら自身のテキストを保持している。借用されたメロディは、精巧であるだけでなく、それらの組み合わせを容易にするための装飾もある。 レジスは、彼の素材を、終わりに向けて修正しながら、フランドル派の巨匠の間で一般的であった態度を説明している。それは、十分な理由なく彼らに対抗して、あまりにも頻繁にペダントリーな責任を負うように向かっている態度である。 |