これは墨田区のデータであるが、まあ東京都と大同小異であろう。つまり、東京新聞らは、一番陽性率が低い時点を基準にしているわけで、それ以前のデータは無視しているのである。
これを見れば、トレンドとしてはやはり、陽性率は、PCR検査数の拡大とともに、減少傾向にあることは、間違いない。１～２％と５％はおそらく、誤差の範囲だろう。
以前、山中教授は、東京都の陽性率の高さを心配していたが、結局それは杞憂となり、ほぼ数％程度で落ち着いている。少なくとも今後、4月頃の、30％程度にまで高くなることは、考えにくい。
これが、私の言う、サヨクの三バカ基準のひとつで、つまりこのように、統計を自己の都合のいいように引っ張ってくるから、気をつけねばならない。
さらに、本来ならば、重要なのは、PCR陽性率よりもやはり、重症患者の割合である。これを見ると、以下のように、明らかに減少してきている。さらには、こうした重症患者の受け入れ態勢も整ってきており、軽症者はホテルなどへ待機といった措置も取られていることからして、現段階ではやはり、経済を戻していくこと、具体的には、Go
toキャンペーンの実施などが大事になるだろう。
https://mainichi.jp/articles/20200709/k00/00m/040/212000c
ここで2番目のサヨクの三バカ基準、いわゆる〝木を見て森を見ず”的な近視眼があることに気をつけねばならない。つまり、政策を決めるためには、PCR陽性率以外にも、重症者の割合、死亡率、医療機関の受け入れ状況等、複合的に考えなければならないのに、東京新聞にはそれが欠けているのである。
たとえば以前、野党は、GPIFが一時的に赤字になったことだけをもって、これは失策である、と政府を批判したことがある。その後黒字が続くと何も言わなくなった。自己に都合の良い”木”だけを選別してその欠点だけを非難し、立派に木が生えている森は見ないのである。これでは、政権を取っても失敗したはずである。
さて、こうした統計のウソや、近視眼を差し引いても、東京新聞らサヨクは以下のように主張するであろう。
確かに、データ的には落ち着いて見えるかもしれない。しかし、経済を開放したら、急にまた、死者が増えないとも限らない。そうしたことを考慮すれば、やはりGo
toキャンペーンは行き過ぎであり、緊急事態宣言再宣言が必要である
これがサヨクの三バカ基準の3番目で、また、典型的なサヨクの見方である。すなわち、一部の少数派のために、多数派が犠牲になるのを可とするのである。
たとえばサヨクは、LGBTを優先するあまり、世の中のあらゆる男女差をなくせ、と言う。名簿は男女混合、男子を～さんづけすることから始まり、制服をも男子にスカートをはかせ、女子にズボンをはかすと言う。LGBTと男女差の問題は別個であるのに、少数派を保護するあまり、世の中の多数の男と女もLGBTのようになれ、と言うのだ。あきれてものも言えないとはこのことだ。
話を戻す。確かに、今、人の動きを自由化していけば、PCR陽性率が30％を超え、山中先生がおっしゃるように死亡者が10万人を超えることも、ないとは言えない。
しかし、そうした非常に確度の低い状況を優先して、国民の多数を救うための政策を放棄してよいのか？
万一そのような事態が起きそうになったら、その時点で速やかに政策を変更する、これが現在の政府の考えであり、私はそれは正しいと思う。
とにかく、東京新聞の主張を聞いていたら、世の中あむろんのこと、あなたの頭もいかれてしまいますぞ！
■令和２年７月８日 水野解説委員は、辞めさせよ！
旧式の火力発電の廃止から、日本の今後のエネルギー政策まで、幅広く取り扱ったものであったが、もともと原発嫌い・再生エネマンセーの水野倫之解説委員が担当しただけあって、NHKは不偏不党どころか、内容は非常に偏っていたのである。 内容はだから、当然予想はされていた。つまりはだいたい、以下のようなことである。 ①日本政府は、化石燃料忌避の世界の潮流に乗り遅れるな ②原発は不安定電源なのだから、極力減らせ ③日本の再生エネ比率は諸外国よりかなり低い ④再生エネ普及のボトルネックは、送電線の問題にある。 ①、②はともかく、まず③が問題。 確かに、結論から見ればそうなのだが、たとえば、太陽光発電だけを取れば、日本のそれは、中国、米国についで、その能力、量ともに、世界第3位である。 日本が世界と差をつけられているのは、あくまでも風力発電なのであり、これは④とも関係するが、日本の地理的要因が一番の問題なのである。したがってたとえば、日本風力発電協会が言うような、飛躍的な伸びなどは、とても期待はできない。 さらに、水野氏の主張の一番の問題は④。つまり、日本で再生エネが普及しないのは、送電線の問題、すなわち、（欧州とは真逆で）火力や原子力が優先され、再生エネが後回しにされているからである、と言っていたことにある。 だがすでに少し述べたとおり、日本で風力発電が普及しない原因は、あくまでも地理的要因なのであり、送電線の問題なのではない。さらに、太陽光発電に関しては、すでにその量に関しては、欧州同様、その過剰が問題になってきており、日本では欧州のように余剰の発電量を引き取ってくれる輸入国もなく、過剰な太陽光発電電力は、送電線の問題ではなく、あくまでも需給ランス、電力の質において、捨てるだけしかなくなる。否、実は捨てるのさえできず、結局は入口を絞る、すなわち、再生エネの出力制限をせざるを得ず、これはすでに数年前より、九州などでは実施されている。 さらに、ドイツのメルケル首相がかつて「再生エネを普及させるためには、あらたな火力発電所設備が1000万～2000万Ｗ程度増量が必要になる」、と訴えていたことを忘れてはならない。再生エネの普及のためには、かえってバックアップのための火力発電所の増設を必要とし、さらにはそれらの設備の稼働率は、大幅に低下してしまうのである。 いずれしても、再生エネのボトルネックは、電源としての不安定性であり、したがって作られた電力の質が低いことなのであり、送電線ではないことは明白であるのに、水野氏はこうした再生エネの不都合な事実にはまったく触れず、単に送電線の問題しか、扱わなかった。これでは、不偏不党、天下のNHKが泣く。少なくとも、水野倫之解説委員は、辞めさせるべきだろう。 | |
■令和２年７月９日 玉川以上に問題の安藤優子
兵庫県知事批判はともかく、マスコミによるGo Toキャンペーン批判は、やりすぎ。 もともとGoToキャンペーン批判は、野党がしていた。（令和2年4月23日当ミニコラム参照）。政府はすでに、4月下旬の段階で、ポストCovid-19を見据えていたのだが、近視眼である野党には、それがわからなかったのである。 それでも、これ以上の人の移動制限は経済を破壊するとのことで、やっと多くの人も、政府の意図を理解し始め、徐々に諸処の経済活動が再開され始めてきていた。この時点において、さすがに政府の方針を批判する者はほぼいなかった。あの玉川徹でさえ、政府方針を支持していた。 ところが、最近になり、東京都でのCovid-19感染者数が急増すると、またもや狼狽する輩が、一部ではあるが、出てきた。安藤優子はまさにその一人である。 さらにマスコミは、東京都の感染者数が三桁になり、明らかに、国民の不安をあおるような報道をしている。不安だ、という国民の意見を流し続けたりして。 小池都知事でさえ、多少よろめいた（7月4日当ミニコラム参照）が、菅官房長官は動じず、毅然たる態度を貫いている。 もともとは、感染者数しか発表をしない東京都やそれをうのみにしているマスコミが問題なのである。重要なことは、感染者数ではなく、死亡者、重症者数であり、さらには、医療崩壊の度合いなどであり、こうした指標から判断する限り、政府方針は正しいのだが、どうしても政府を批判したい人たちが、マスコミを使って、勝手なことを言う。 不思議なことに、あれほど政府方針を批判し続けてきた、同じジャーナリストの玉川徹からは、Go toキャンペーン批判は聞こえてこない。安藤はよほどに劣悪なジャーナリストなのだろう。 とにかく、影響力のあるマスコミが、このような批判をしてはいけない。バカ野党だって、今は批判を控えているようだし、確かに今は、国民一丸となって、経済を取り戻していく時期なわけだから。 玉川以上に劣悪な安藤のようなジャーナリストは、日本人全体のためにも、テレビには出すべきではない。 | |
| ■令和２年７月１０日 さあ、正しいのはどっち？あなたの見識が問われます
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■令和２年７月１１日 木を見て森を見ず、のサヨク
この社説は、私が考える、サヨクの三バカ基準を思い起こさせてくれる。まずは、三バカ基準を示したい。 ①統計データを自己の都合のいいように引っ張ってきて自己の都合のいいように解釈する ②木を見て森を見ず、の近視眼 ③マイノリティのためにマジョリティを犠牲にしてもかまわない これに関しては、後日書くとして、本日はとりあえずは、東京新聞のこの社説の批判のみとしておこう。 さすがに名うてのサヨク新聞も、立憲民主党にはかなわないらしい（笑）。枝野クンのように、緊急事態宣言再宣言までは求めず、政府も今後、状況によっては移動や営業の自粛を再度、求めねばならないのではないか。といった程度の表現に留めている。 東京新聞（信濃毎日新聞もだが）が政府批判の根拠とするのは、PCR陽性率である。これが上昇しているから、危険が増しており、場合によっては緊急事態宣言再宣言が必要か、という論理である。 確かに、表面の数字だけを見ると、東京新聞の主張にも理があるようにも見える。しかし、陽性率の把握は実は難しく、山中伸弥教授は、以下のように書いている。 PCR検査は、①新たな感染者を同定する検査と、②感染した人の陰性化を調べるための検査の2種類があります。感染者が増加するに従い、後者の検査が増えていることが予想されます。真の陽性率を知るためには、新たな感染者を同定するための検査がどれくらい行われているかを知る必要があります（引用者により一部改変） つまり、PCR検査自体の目的が2種類あり、特に②の場合、陰性になったことを確認するために、１人の感染者に何度もPCR検査が行われる可能性があり、したがってこの母数自体が、かなりいい加減であると言える。 たとえば、東京新聞は、あたかも6月までの東京都の陽性率が1～2％で、7月に入って、感染者数拡大とともに陽性率も上昇してきたように書いているが、もっと長いスパンで見ると、状況はまるで異なる。  墨田区より | |
| ■令和２年７月1２日 各論の違いが総論の違いになった
清濁併せ飲む、水清くして魚住まず、などというが、人間は基本的にはdirtyな存在であり、あまりpureなものを求めると、結局、こういうことになる。
山本太郎自身がpureだとはとても思えないが（女のうわさもあるし）、言っていることと政治活動そのものはだけは、とてつもなく、pureであるとはいえる。 聾唖くらいの障害ならともかく、ALSで、寝たきりでコミュニケーションを取ることが極めて困難な人を国会議員に立候補させ、身障者を併せて2人も当選させてしまうなど、少なくとも日本の政治史では、前代未聞で、誰もが驚いた。 その効用はともかく、身障者であれ、被選挙権はあるわけであり、だがこれまではそういう人たちは、まず100％議員などなるべくもなかったのであるから、こうした人たちが議員になれる道を開いたこと自体は、評価されてよいだろう。まさに、生きているだけで価値がある世の中、を具現するような活動だったから。 人の命は平等である、というテーゼは、現代社会においては、少なくとも、日本と価値観を同じくする諸国においては、普遍的に是認されている。だがこのテーゼには、命の平等性を担保するための医療資源、経済力、環境等が水や空気の如く自然財として存在していることが、大前提となる。 単純な話、大災害が起きた時には、命の選別は確実になされる。通常であれば蘇生の対象となる患者の一部は、患者が一気に増えることによる、一時的な相対的医療資源の欠乏のために、打ち捨てられることになり、これは、関係者からは広く是認された事実である。 要するに、人の命は平等である、というテーゼは一種のきれいごとなのであり、それは誰しも心の中ではわかってはいるのだ。だが、あえて口には出さない。それが大人の対応で、それはまた、山本太郎だって同じだろう。 だが、どうしてもそれができない人がいる。本来なら、れいわ新選組は、そういう人間を選別して、出馬させないように、事前にチェックはしているのだろうが、立候補対象者が増えていけばどうしても、チェックから漏れる人が出てくる。 こうした事例は、基本的には組織の大きさに比例するから、自民党のような大組織となると、たとえば大臣となるような大物では、いわゆる”身体検査”が行われるが、それでもどうしても、チェック漏れが出てくるし、況や一般議員レベルにおいておや、となる。 野党はよく、自民党のこうした問題児の批判をするが、野党議員すべてがpureな人間なわけではないのだから、当然、れいわを含めて、野党においても、一定の確率で、問題児は出てくる。よく言われる、ブーメラン、である。 そして問題議員の処分もまた甘くなりがちになるのも、世の常で、この点、これまで散々問題児の処分に関わってきた自民党が一枚上手で、安倍政権になってからは、（菅官房長官の配慮で）ほぼ問題なく対処してきている。 これに対して、れいわのような、世にぽっと出の組織では、こうした処理に慣れていないので、、どうしても、”世の常”が出てしまい、結局、山本太郎は、当初は甘い処分をしてもらい、釈明に追われることになった。 なお、こうした不祥事では、元来pureである方がかえって不利であり、dirtyなイメージがある方が、傷が浅くてすむことが多い。 たとえば、渡辺謙や斎藤由貴の不倫があまり問題にならないのは、もともと世間が彼・彼女にpureなイメージを持っていなかったためで、逆に、東出くんの不倫があそこまで問題になったのは、訳者としての実力の問題もあるが、彼が世間から、イクメンであまりにpureなイメージを持たれていたためである。 れいわ新選組は、今後、組織が大きくなっていくであろうが、それに比例して、候補者などの不祥事も増えていくことだろう。自民党が渡辺謙や斎藤由貴とすれば、れいわはまさに、東出くんなのであり、このような不祥事に対する世間の目は、非常に厳しい。 山本太郎はその処理に追われ、そこで初めて、人と言うものは決してpureな存在ではないことを知り、先人の懊悩に思い至ることだろう。否、私は、山本太郎は、そのうち馬脚を現す、と思っているが・・・ | |
| ■令和２年７月1３日 子どもがいらない人は、この動画↓を見よ！
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| ■令和２年７月１４日山尾志桜里は方向音痴か？－節操のない野党 | |
元々この人は、立民においてさえ、最左翼に位置していた。その象徴が、党の決定に反して、Covid-19対策としての政府の緊急事態宣言に反対したことである。そして彼女はその後、立民を離党した。と、ここまでは、いくらアナクロニズムの極致とはいえ、その行動自体は、合理的ではあった。 当時、党としてこれに反対したのは、共産党だけであった。したがって、山尾さんのこの行動からすれば、離党後にどこかの政党にもぐり込むとすれば、共産党しかあり得なかったのだ。 ところが山尾さんはなぜか、右の方の国民にもぐりこんだ。無論、もぐり込む方も問題だが、組織としてもぐり込ませた方は、もっと問題である。 地元はずっと反対だったらしいが、そりゃ当然だろう。 山尾さんとしては、選挙を戦うためにはどうしても政党に所属する必要がある、でも共産党はさすがにいやだ、だから国民に、ということだったのだろう。国民は国民で、あれだけの逆境で当選してきた山尾さんの知名力というか、生命力に期待したのだろう。 それにしても、こんな節操のないことをしておけば、少なくとも事情を知っている人なら、許せん！ということになるのではないか。 国民も山尾さんも、おそらくは、国民をバカにしているのだろう。「へ、どうせ国民はバカだ。こそっと山尾を入れてしまっても、だいじょうぶだ」と高をくくっているのだろう。 しかし、国民もバカではない。事情があきらかになれば、国民に投票をする国民は、いなくなることだろう。 ●国民と立民の関係はどうなるのか？ 自分たちを足蹴にして出て行った山尾さんが、国民に入党したとなると、では両党の関係はどうなるのだろうか？ 普通に考えれば、立民としては、いい気はしないだろう。「なんであんな奴を、国民は受け入れたのか」ってね。 両党が模索している、野党共闘にも、いい影響はないだろう。私が立民の議員だったら、国民の中で愛想を振りまいている山尾さんを見るのはいやだろうと思うだろうから。 だから玉木は、この話を蹴ればよかったのだ。「立民さん、あんたんとこ離党した山尾は、私んとこも同じようにしてやりましたよ」ってね。そうすれば、両党は仲良くなれたんじゃなかろうか。 かつて自民党は、社会党最左翼の村山富市を首相にして、政権に復帰した。最左翼に最高ポスト（首相）を与えれば、その中間は芋づる式で、自民に従うようになるから。 玉木がこれに倣って、立民最左翼だった山尾さんを入れたとしたら、玉木は相当バカである。社会党の中心人物だった村山と立民を出て行った山尾を同一視したわけだから。 ●野党共闘など絶対ムリ！ ここでひとつの仮定をしてみよう。山尾さんが、信念を貫いて、共産党に入党しようとしたら、各方面はどのように動いたであろうか？ 共産党は、山尾が入りたいと言えば、入れたと思う。彼女は何と言っても、知名度があり、目立つ彼女は広告塔になるし、思想・信条はきわめて近い（はず）なのだから。 問題は立民だろう。自分たちを足蹴にして出て行った奴が、共産党に入る、となると、「共産党はなぜあんな奴を受け入れたのだ、」となり、立民と共産の間の関係に、ヒビが入るのではないか？ そもそも、山尾さんが、本来、信条・心情的には近いはずの共産党を忌避して、真逆の国民に行ったこと自体、彼女には共産党アレルギーがあった証拠である。 立民の最左翼でさえ、共産党を忌避したという事実は、重い。山尾さんの段階で共産党がいやなら、、彼女より右の人間はすべて共産党嫌い、ということになるから。この構造は支持者にもそのまま、当てはまるから、選挙にも影響することになる。 つまり、山尾さんのこの行動は、共産党を含めた野党共闘はやはり難しいことを証明したようなものなのである。 |
